舞台芸術を映画館で鑑賞。邪道ではあるけれど、イギリスのバレエを大画面で観ることができるのは、現代の特権だなと思いました。
舞台という限られた空間で作られる芸術は、観客や会場も作品の一つだと思っているので、人生で一度はイギリスやロシアなど海外の舞台に足を運びたいなと、常々思っています(椅子の座り心地とか気になる)
ツリーがグワーっと伸びていくシーンや、紺色のカーテンが降りてくるシーン、セットの転換など、ギミックは驚かされました。実際にイギリスの舞台で観たいなぁと思わされて、ジェラシーと夢が混ざってしまいます。
今回のお目当ては、日本人で英国ロイヤル・バレエ団のプリンシパルをされている金子扶生さん。演技が美しくて息を呑みます。
Rose Adagioを演技されているのを一度観て以来、心を鷲掴みされているのですが、今回も更に鷲掴み、なんなら心が囚われてしまったくらいに素晴らしかったです。
こうして、素晴らしいバレエの芸術を惜しみなく世界中に公開されているROHには、これからも世界中から愛されるんだろうなぁと思わずにいられません。
本当に素晴らしい演技でした。
バレエ鑑賞は素人なので、まずはもっともっと作品に触れたいと思います。