"Come with me if you wanna binge."

2027年、飲酒とドラッグが法で禁止された世の中で年に一度どちらも許されるビンジの日がその年はクリスマスと重なる事になったお話。

最近ディズニー+に追加されたクソバカコメディ映画です。
設定はね、まんま「パージ」のおふざけ版って感じですよね。
因みに今作は2作目で、1の"The binge"は未だにHULUオリジナル作品のままで日本には来ていないです。何故これだけ来た。
なので今回も殆どのキャラが続投しているっぽいんだけど、メインの3人組の内１人だけ居なくなっているのは単にスケジュールの都合なのかそれとも前作で死んだのかはよく分かりません。

一応今回の主人公は「ストレンジャー・シングス」のシーズン4とか「パッケージ 俺たちの珍騒動」でうっかり自分のポコチンを切り落としちゃったエデゥアルド・フランコ。
これで計3作彼の出演作を観ましたが、どれも見た目が全く変わっていないのは何でなの。
「パッケージ」では天を仰いで「おちんちん切り落としちゃったよおおおおお！！！」と叫んでいましたが、今回も「生まれて来なきゃよかったよおおおおお！！！」と悲痛な叫びを見せてくれました。

徹頭徹尾バカなコメディを貫いているので、主人公アンドリューの彼女のキミーがギリギリまともくらいで登場人物も全員シラフの時点で大分イッちゃっていますね。
アンドリューなんかオープニングでコメディ映画によくいるクソ生意気なガキんちょをぶん殴ったりケーキに叩き付けたりしていましたし、キミーの叔父さんは脱獄してまで会いに来るし。
ビンジ以外、酒やクスリを違法にするって逆に民衆のストレスを煽っているんじゃね？ってくらいメインキャラの家族が皆ピリピリどころか爆裂寸前だったんだけど、よく考えたらたまに出てくる孤児院の職員や警官は割とまともだったから主人公の周りが特に狂っているだけなのかもしれない。
そもそもそういった変化による人々の心境の不安定さを真面目に描くような作品ですらないか。

何事もやり過ぎがモットーと言わんばかりのスタイルのコメディなので、ボケと言うか会話劇が無駄に長かったりとあんまり合わない所もあったんだけど、Titcoinは笑っちゃった。

因みに皆大好きダニー・トレホも出ています。
不思議なお薬の力でアンドリューに未来や別世界を見せてくれる謎のおじさんと思いきや、ラストで明らかになる正体に思わず笑っちゃいました。
今作では歌も歌うし、ここ最近は低予算ホラーに出ては死ぬを繰り返していた印象しかないトレホ兄貴ですが、声の出演以外でまたコメディ映画にも出るようになりましたね。

どいつもこいつもﾌｧｯｷﾝﾌｧｯｷﾝ言って暴れている無茶苦茶なノリの一方で、これまたよくある「やっぱクリスマスは家族で過ごすのが一番だよね」な流れになりますが、あまりにバカが過ぎる作風なのでびっくりするくらい響かなかったよ！
途中で人形劇になったりトリップしたりと、とにかくやりたい放題タイプのコメディなのである程度人は選びそうだけど、時期が時期だし天下のディズニーの配信サイトで観られるんだから皆クリスマスは家族でこれを観ような！
意外とおっぱいとかは出てこないから子どもも安心して観られるよ！年齢制限の所18+って書いてあったけど気にすんな！

あと何か革製ベストの胸の部分に電流が流れる見たことないアダルトグッズが出てきたんだけど、イマイチ実用性が見出だせなかったのでこれを読んでいて使ったことあるよーって人がいたら何処が良かったのか教えてください。

エデゥアルド・フランコが出てるから鑑賞。いかれてるのは楽しめるけど面白くはない笑

年に一度酒やドラッグが合法的に許される日ビンジ
それをクリスマスと重ねたことによって起こるドタバタ劇

ダニートレホの役が相変わらずダニートレホらしい

続編みたいだけれど配信されてたのはこっちだけでした