よくわからんけど、観てる間は面白い。
そういうところがいいならいい笑
以下、核心には触れない感想ですが、
ネタバレっぽくなってしまいます。
宮崎駿監督作品の特徴は、
そもそも「わけわからんものとの対話」にあるような気がします。
90年代くらいまでは
「わけわからんものと対話するていうのは面倒だって話をわかりやすく」してた気がするのですが、
それ自体、面倒になったのか、結構映画として必要な要素を端折っていますね^^;
もしくは、監督の中にある「わけわからんもの」に
もはや大衆も含まれてしまっているからかもしれませんね。
わざわざ宣伝してないんだから、
大衆向けにしていない。というので道理が通っている。とも言えます。
映画は意味がわからないといけないわけではないので、
個人的にはどちらでも構いませんが。
面白さの種類としては、人の「夢日記」を見る感じ(ゲス^^
かもしれません。
あんまり親切な展開はないのですが、
「夢で見た事象のみを書き出す文章から滲み出る感情」みたいなところ
そんなところに妙味がありました。
あと、相変わらずの
「闇」と「性」への憧憬。
今回はいつまでも、時空を超えても一緒にいたい(拗らせたい)気持ち。
無邪気さと異様さがないまぜな感情になっていて、
「わけわからなさ」の由来と会話しているというか、宮崎監督の「褌」を脱いだその先を覗いた感じがありました。
他のわからなさは、否定はせず、そのまんまで今は放置しておきます。
話は夢みたいですが、気持ちは迫り来る。
そんな感じでした。
結局一番よくわからないのは主人公の人となりだったりするんですけど^^;