とにかく、無駄っぽい要素が多いのです。
でも、なぜかそこが謎の個性になっていて「無駄に面白い」^^;
恋人を殺されたマリアッチの復讐劇なんですけど、
全編にわたって
凝りすぎ
やりすぎ
無駄死にが多いです。
無駄というのは、あんまりお話の筋自体にリンクしてないという意味で、
そんなに次の展開に直接機能していないという意味ですが、
そこがやたらと「無駄に」盛り上がるんですよね。
なんなら一番印象に残っていたりします。
だいぶ昔の初鑑賞以来で、どうやって敵を倒したのか覚えてないのですが、
タラさんの処遇はずっと覚えていました^^;
敵の子分同士の戦いとか、
タラさん緊張感の中の丁々発止の会話とか
ブシェミの処遇とか
ダニートレホの投げナイフ殺し屋とか、
マリアッチ対策の防弾車とか
結構濃い目に印象づけをしてくるいくつかのポイントがあるのですが、
当然あとにも強烈な見せ場があるのかと思いきや、
そんなでもなく^^; 割とその場で終始したりしてます。
話だけで追うと地味ではあるのですが、
徹底すると「一つ一つ無駄に思える膨らませ」でさえエンタメになる。
という意味で初めて見た時は衝撃的でしたね。
あと、ある意味一番有名なギターケースにロケットランチャー!
こういう花形のところに限って、
なぜあなた方がやるの?とは思いましたが、、
そういう外したあたりもなんか微笑ましいんですよね。
細かい部分が
無駄に凝ってる。
無駄にやりすぎている。
無駄死にが多い。
でもそこが愛せる!という映画でしたね。