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イルジン 不良たちのkuuのレビュー・感想・評価

イルジン 不良たち(2018年製作の映画)
2.0
『イルジン 不良たち 』
原題 일진。
製作年2018年。上映時間80分。
荒削り韓国不良モノ作品。
出演は、イ・スンヨン、コ・ジンス、キム・ミン、ヨ・ジュヨンなど。
Amazon Prime Videoにて視聴。

転校生のヨンホは、学校の不良グループの一人ギテとその仲間達が同じクラスのジンスのお金を奪い取ろうとしているところに遭遇する。
その後、ギテ達に立ち向かうヨンホは学校で注目を集めるようになり、ギテの連中に不満を持った人達が集まるようになる。
ギテは、ことあるごとに転校生でありながら目立つヨンホが気になり、自分の彼女と一緒にいる姿がよく目につくようになる。
ある日ヨンホは、自分の友達がギテ達にボコボコにされる姿を見て。。。

昭和40年代前半の大阪を舞台にした不良少年たちを描いた井筒和幸の出世作、島田紳助主演『ガキ帝国』(1981年)を彷彿させ、かつて流行した不良もののような雰囲気を放つ今作品。
最近のヤンキー作品にあるようなガチガチのアウトローや不良少年たちと云うよりも、昭和の不良に近いかな。
何よりノスタルジックな空気感がポイントやけど、かなり荒削り。
日本のVシネマとも違うし、韓国にもこないなガチガチB級映画があんねんやぁと。
俄、韓国映画フリークのはしくれとして小生は勉強になった。
殴り合いのシーンは素人さが出てたし、台詞も日本語訳が悪いのか、素朴と書けば聞こえ良いが、どうも素人臭すぎ。
でも、きっとヤンキー漫画などが好きな人は、多少惹かれるポイントはあると思います。
男気溢れる激しい喧嘩シーンは望めないけど、多少の熱い友情は見え隠れしてたし、不器用な不良少年の恋愛模様も詰め込まれてた。
アクション要素も立ち回りが下手ながらある。
深く描けばキャラ立ちもしそうな面子が揃ってるし、ホンマ残念な作品です。
監督と脚本を替えれば輝る作品なのになぁ。
パート2、パート3とあるみたいやし、主人公を含め主要キャラの成長と進化が見れるかと期待して見ていこうかと思う作品でした。
ただ、万人にはオススメは出来ないかな。
嗚呼、あまり書くことはないかな。
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