ケイスケ

ニモーナのケイスケのレビュー・感想・評価

ニモーナ(2023年製作の映画)
4.0
世界観が好き。騎士がいるけど近代的な建物や最新デバイスを使ってるのがすげーFF15っぽい。

孤児出身でありながら騎士学校を主席で卒業したバリスターは、騎士任命式の最中に起こった女王殺しの犯人に仕立てあげられ追われる身となってしまう。隠れ家に身を潜めて汚名をそそぐ機会をうかがう彼は、さまざまな生き物に自在に姿を変えることのできるいたずら好きの少女ニモーナと出会い一緒に真犯人探しを始めるが…。

面白い!あらすじに書いてますが、序盤の女王殺害はまさかの展開で結構ビックリした。陰謀劇としての面白みをしっかり最初から掴んでくるし、前述したワクワクする世界観で繰り広げられるアクションも見応えたっぷり。ニモーナとバリスターのバディ感もかなり良いです。

アニメーションのクオリティがめちゃくちゃ高く、ニモーナが様々な姿に変身して縦横無尽に駆け回る姿がとにかく爽快!しかしニモーナの過去を見るとその落差に打ちのめされる。まさか“あの人”と繋がっているとは思わなかった。暴走したニモーナがその人の銅像の剣で死のうとするとこ辛すぎる。

本作が今だからこそ観るべき作品だと思ったのは、偏見、価値観、同調圧力を描いた作品だから。多分最近のディ◯ニーの数倍くらい上手く描いてると思う笑。ラストが少し駆け足気味なとこもありますが、誰が見ても面白い作品だと思います。