このレビューはネタバレを含みます
2024/02/25鑑賞。66点。
グロテスク×ブラック・コメディ×💩の超汚い作品。
〈見所〉
・本気やばい
・日本のたけし
〈あらすじ・ネタバレあり〉
ドイツのバイエルン州。
建築家・フランクが目を覚ますと、そこは仮設トイレの中。額からは血が流れ、右腕には一本の異形鉄筋が貫通していた。なぜこうなったのか記憶がない・・・。
外では、リゾートホテル開発の起工式が行われており、14時にはダイナマイトを使った解体作業が行われる。今は13:26・・・つまり、あと34分以内に脱出しないと爆発に巻き込まれて死んでしまう。
携帯は便器の中に落ちており、手を伸ばしても届かない。
仮説トイレ内にアタッシュケースが落ちていることに気づいたフランクは、"ケースの中に脱出に使えそうなものがあるかも"と期待してこじ開ける。
ケースの中には、爆破解体を禁止する書類があった・・・。爆破箇所には絶滅危惧種のガムスバートフクロウの住処があるため、自然保護団体の訴えにより裁判所が禁止命令を出した。
リゾートホテル開発には、フランク自身も関わっており、開発の中心人物は友人・ホルスト。ホルストは裁判所命令を無視し、爆破解体を強行するつもりだ。
裁判所命令に従うべきだと説得しようとしたフランクは、ホルストによって仮設トイレに監禁された。ナイフとバールを駆使して仮設トイレのドアをこじ開けることに成功するものの、鉄筋が右腕に貫通しているため脱出はできず・・・。
ドアの隙間からは、自然保護団体の代表・グリュンが縛られているのが見えて、ホルストによって彼女が埋められていることを知る。
フランクは、外の点火装置を破壊しようとトイレの中にある物を何回も投げつけるが失敗。時間切れになって諦めかけたその時・・・フランクが閉じ込められていることに気づいた同僚・ボブが助けにくる。ホルストは、ボブをスコップで殴ると彼から点火装置をオンにするための安全装置を奪い取る。
ダイナマイトが爆発し、グリュンとボブは死亡。仮設トイレの中にいたフランクは何とか生き延びるものの死を覚悟・・・その時、外からマリーの声が聞こえる。フランクと連絡が取れなくなったため、心配しにきたマリーが起工式に乱入し、マイクを奪ってフランクに呼びかけていた。
呼びかけによりマリーの妊娠を知ったフランクは、右腕を無理やり鉄筋から引き抜く。
2つの目のダイナマイトが爆発するまであと30秒・・・フランクは、点火装置とダイナマイトを繋ぐ導火線を噛みちぎって、爆発を防ぐ。
フランクは、携帯で警察にホルストの悪事を通報。そして、マリーに連絡してプロポーズする。
そこに掘削機に乗ったホルストが現れ、仮設トイレから出てきたフランクの右腕をドリルで貫く。
フランクの通報を受けて、2人の警官とマリーが駆けつける。しかし、2人の警官はホルストによって殺される。
実は生きていたグリュンがホルストを背後から襲うが、結局彼女も射殺される。
フランクとマリーは絶体絶命のピンチに陥るが、導火線をつなげあわせて仮設トイレのドアを閉める。ダイナマイトが爆発し、ホルストは死亡してEND。
