今年42本目
ぽるの作品に対して日本より海外の方が規制が厳しいイメージだったけど、ここ最近の日本のぽるの作品に対する批判が多くなったよね

会社側が取り上げられること滅多にないからいろいろ勉強になる

ポルノを舞台にした骨太のドキュメンタリーでした。

週明けなので軽い作品を～と選んだら、思ったよりも重いテーマでした😅


今作は世界的に有名なポルノプラットフォームPornhub（ポルノハブ）の裏側についてのドキュメンタリー。

拝金主義のずさんな運営の影響によってPornhubの陰の面だけがクローズアップされ、結果的にPornhubがもたらした陽の面（良かった効果）もぶっ壊してしまった話でした。


日本にもAV女優という職業があるように、世界中にセックスワーカーというちゃんとした職業が存在しており、このドキュメンタリーでも、有料ポルノを販売することで収入を得ている”パフォーマー”が出演しています。

Pornhubは2007年サービスを開始。ポルノ投稿サイト（ポルノだけのYoutubeみたいなもの）として世界中から莫大なユーザ数を集め、世界で10番目にアクセスが多いサイトにまで成長。

ただ、Pornhubサイトは広告収入を稼ぐためにアクセス数を稼ぐことを優先し、身元認証をしない会員からの動画Uploadを許可してしまったため、
児童ポルノやリベンジポルノ、身元不明者の脅迫など刑事性のある動画が溢れてしまいます。

その後、人権保護団体による活動をきっかけとしてSNSの影響により一気に社会的な批判が集中、PaypalやVisa、Masterなどの決済機能を失うことになり、結果的に8割の動画を削除することになり、ビジネスは瓦解。


そのしわ寄せはどこに行くかと言うと結局、社会的マイノリティが比較的多いポルノ業界のパフォーマー達の生活に及び、非合法なコンテンツはさらに深い闇に消えてしまっただけという、”結局誰が得したん？”案件となってしまいます。

また、巨大なユーザ数のPornhubによってLGBTQや容姿、年齢、特殊な趣味などにより今まで知り得なかった人同士のつながりを生んだ”Pornhubがもたらした陽の面”をも、ぶっ壊してしまいました😥


□ 感想

ドキュメンタリーは結局何が悪かったのかという結論は提示しませんが、色々と考えさせられる内容でした。

また、ドキュメンタリーの作りとしても、実際のセックスワーカー達やPornhubで働いていた人たち、人権保護団体など、概ね全ての立場の人に多面的なインタビューがなされていて、公平性の観点でも好感が持てるドキュメンタリーでした。

個人的には、身元確認を怠ったことや削除要請などに応える体制ではなかったことなどPornhubの運営に問題があると思いましたが、無料を追い求める風潮にも問題はあるんでしょうね・・（通販で無料配送好きな私含めてですが・・😓）

Pornhubのアクセス元の第2位は日本だったというぐらい、実はお盛んな日本、こういう面もタブー視せずに切り込んでもらいたいな、と思いました。


◇

2023年 Mark!した映画：187本
うち、4以上を付けたのは22本 → プロフィールに書きました

世界最大のポルノ動画サイト
“ポルノハブ”は匿名による未成年のアダルト動画やレイプ動画の拡散の場であり、犯罪の温床となっていた
それを訴える運動vs大企業のドキュメンタリー！

いやぁ〜日本人、全男子は知ってるのかな？ポルノハブ。私はロゴさえも知らなかったけどAmazonなんかよりも収益のあるめちゃくちゃおっきい会社だそうな！


サイトに身分証など個人情報を送り、所属ポルノ女優として収益を得られるユーザーと
完全匿名だけど動画は載せれる、利益はないユーザーの二手に分かれていて
その後者のユーザーがリベンジポルノであったり盗撮、レイプ動画を載せ
未成年の少女に深い傷跡を残す
消しても消してもデジタルタトゥーとなり完全に消し去ることは出来ない…なんて恐ろしい構図。


こんなポルノサイト悪の塊！
消滅させなくては！いざ！

と、セックスが悪のようになるのは間違っていて、ポルノ動画全てが抹消されてしまえば行き場のなくなった性欲によって性犯罪が増えてしまったり、また今のバランスは崩れてしまう。


男女によって意見は違うし、セックスワーカーの人達もまたビジョンは違って
見る角度によって戦っている場所が違う所が面白かった


ポルノハブの責任者？CEO?
の家燃やされたん怖すぎ