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SISU/シス 不死身の男のgreat兄やんのレビュー・感想・評価

SISU/シス 不死身の男(2022年製作の映画)
3.8
【一言で言うと】
「“死す”べき者への憤怒」

[あらすじ]
1944年、ソ連に侵攻されナチスドイツに国土を焼き尽くされたフィンランド。老兵アアタミ・コルピは掘り当てた金塊を隠し持ち、愛犬ウッコとともに凍てつく荒野を旅していた。やがて彼はブルーノ・ヘルドルフ中尉率いるナチスの戦車隊に遭遇し金塊と命を狙われるが、実はアアタミはかつて精鋭部隊の一員として名を馳せた伝説の兵士だった。アアタミは使い古したツルハシ1本と不屈の精神を武器に、次々と敵を血祭りにあげていく...。

“世界一幸せな国”であるフィンランドから突如彗星、いや、“爆撃”の如くやってきたとんでもない快作。全体に染み渡る血生臭さはもちろんのこと、R指定も上等なゴア描写も迫力があってメチャ爽快感&満足感がハンパなかったです!!😆いやホント、こんな映画ナンボあってもいいですからね〜(内海口調)

とにかく一人のオジジ(最強)がナチス小隊相手に無双をカマすという単純明快なストーリーだから普通に面白いし、なんと言ってもそのオジジ(最強)がどんな目に遭おうが“不屈の精神”というランボーもビックリな武器を携えてるからか、まぁしぶとい。しぶとすぎる笑。常人なら5,6回死んでるような窮地でさえ治療して復活という不死身っぷりにはもはや笑ってしまうほどでしたね😅

それに90分というコンパクトな尺の中で濃密なアクションやバイオレンスを詰め込んでるので終始ダレることなくあっという間ですし、正直“ナメてた奴が実は…”的なコンセプトはもう使い古されてると言っても良いくらいですが、まぁ…面白けりゃそれでええ!!ってなもんですから😁その点での陳腐さは度外視にして楽しめたら全然無問題なので、むしろフィンランドからこんな映画が作られるとは、その点にとても驚きでしたね😌...

とにかくナチスにナメられたままおっ死ぬわけにはいかねぇ!!お前らに軍隊があれどこっちは“気合”でお前らを蹴散らす!!!という不死身さながらのブッ壊れパワーでナチスを蹂躙する血祭り騒ぎに終始ワクワクする一本でした笑。

主人公アアルトを演じたヨルマ・トンミラの寡黙で最強というキャラも見事に立ってましたし、ナチス側の面々は終始英語で喋ってるという違和感が少々残念に思えたが、まぁ…何度でも言いますが楽しめたらそれで良いんですよ。マジで。

アアルトもアアルトでただただ“〇〇を〇〇で○にしたかった”だけで邪魔者であるナチス共をぶっ殺しまくりますからね...そんな“〇〇”の部分にツッコミを入れるために映画館で観るのも良しかもしれません...あ、ちなみに馬が結構残酷な死に方するのでその点ご注意を😔...

※コメント欄にて〇〇の部分を明かします