ケイスケ

ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇りのケイスケのレビュー・感想・評価

4.3
良い意味でお気楽に観れるアクション映画。監督・脚本の一人がジョン・フランシス・デイリーなのでギャグもしっかり笑える。メインキャラ4人の掛け合いも面白い。プランA〜D変更のくだりがややこしくて笑った。

フォーゴトン・レルムには、さまざまな種族の民とモンスターが暮らしている。盗賊のエドガンは相棒の戦士・ホルガとある目的のため旅に出る。ふたりは魔法使いサイモン、ドルイド僧のドリック、聖騎士のゼンクを仲間に加え、世界を脅かす悪に立ち向かう。

自分はTRPGには詳しくないので『ダンジョンズ&ドラゴンズ』もほとんど知らないのですがめっちゃ面白かった。おそらくゲーム内用語は使われており聞いたことある単語もチラホラありましたが、まあ知らなくても全く問題ないでしょう。万人が楽しめる映画です。

エドガン、ホルガ、サイモン、ドリック、みんなめっちゃ良いキャラしてる。4人みんなに見せ場があり、特に落ちこぼれのサイモンが兜と同調したところはめちゃくちゃアガった。中盤でパーティーに入るゼンクのキレキレアクションも良い。ドリックは「落ち着け」が可愛かったな。そしてヒュー・グラントの小物溢れる悪役は絶品ですね。

アクション全般はどれも見応えあり、特にデブドラゴンと追いかけっこするシーンは画面内は派手だけど整理されてとても見やすい。ゲーム通り全体的にダンジョン攻略がメインになっておりミミックみたいなお約束モンスターが出るのも面白かったし、体が溶ける壁の攻略法もよく考えられてる。

この映画のギミックの見せ場で忘れちゃいけないのがポータルを出す杖。演出自体はよくあるんですけど金庫に侵入したり気球から宝をばら撒いたり、とにかく見せ方と使い方が上手いしアクションもギャグもテンポが良い。ラストにアウトローたちが正義のために悪に立ち向かうのも良いよね。最高の映画でした!TRPGやってみたいなあ!😆