
星の数ほどある窓の中を、誰かが覗いている気がする。若い夫婦が住む工事中のマンションに、ジオラマ作家の女性が引っ越してくる。その女性は夫の昔の恋人であり、夫は引き寄せられるように彼女の部屋へと足を踏み入れ、恋が再燃。家で待つ妻は、夫婦の視線がだんだんと交わらなくなっていることを感じながらも、見てみぬ振りを続けていた。工事中のマンションは、外から聞こえる工事音と密かな揺れを発し、住人たちの関係を揺さぶる。それらの様子を、マンションの管理人である老齢の男性は、管理人室の監視モニターから見つめていた。ある日、満を辞したかのようにマンション全体が停電。妻は、真っ暗なマンションの中に、唯一管理人室の窓から漏れ出ている光を目にする。妻は管理人室へと足を踏み入れ、そこで現実と相対する。遠く小さく見える街・人・星。あそこで何が起きているのだろう。





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