おにけん

落下の解剖学のおにけんのネタバレレビュー・内容・結末

落下の解剖学(2023年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

映)2024.11@TOHOシネマズシャンテスクリーン2。当初は見る予定はなかったが、アカデミー作品賞にノミネートされていることを知り、急遽鑑賞。話は山荘で暮らす家族の父親が転落死して、その過程に不信を抱いた原告が母親を殺人罪で訴え、裁判になるというざっくりとした話の筋。映画を見ていて感じたことは2つ。一つ目はフランスの法廷は、証言に自由にツッコミを入れられて、裁判官もよほどひどい内容でない限りそれを止めない点に日本や米国との違いを感じさせられた。二つ目はネタバレになるが、主人公の女性が裁判に勝って、何か得られると思っていたけど実際には、何も得るものはなかった。そう本音を漏らす。正直、子供にこれまでの不貞がバレ、これから先のことを思うと子供が自分のことをどう思うか不安に思いながら生活していかなければならないが、これでは完全なハッピーエンドとは言えない。それでも子供は母親といっしょにいることを望んで証人として証言する。母親はその気持ちを組んでこれから先生きていってほしいと思う。感想はこんなところです。
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