犯罪都市 NO WAY OUT
過去2作品も映画館で鑑賞。とても面白かったので、第3弾となる今作も公開前から楽しみに。
ベトナムで凶悪犯たちを一掃して7年後。マフィアも恐れをなす刑事マ・ソクトは、ソウル広域捜査隊に異動しある事件を捜査していた。やがて、事件の背後には新種の合成麻薬と日本のヤクザが関与しているという情報を得る。
もはや "マ・ドンソク" がいないと成立しない "犯罪都市" シリーズ。今回は韓国、日本、中国の悪党が三つ巴の抗争を繰り広げ、そこへソクト刑事が殴り込むという構図で、その暴れっぷりを心行くまで楽しむ作品になっている。
今作でもバイオレンスとユーモアのバランスが絶妙。強力班の面々が登場しない寂しさはあるが、その分アクの強い面白キャラが増えたのは嬉しい誤算。今回の敵がヤクザというのもあり、日本から青木崇高と國村隼が参戦し、過去2作品よりも身近なキャスティングなのもポイントが高い。
とにかくソクト刑事が強すぎて、どんなに極悪で厄介な敵が登場しても、あの重量級パンチが一発入れば、一瞬で流れが変わるのが何とも痛快。彼の腕っぷしの強さをスクリーンで味わえるだけで大満足。あっという間の105分で最後まで "マ・ドンソク" の魅力を十分に堪能した。
エンディングに第4弾の前振りがあるのでお見逃しなく。