このレビューはネタバレを含みます
面白かったし、育児と仕事に揉まれている女性の私は、感情移入して涙が出るシーンもありましたが、同時に男性的な人が観た場合の感想も気になる作品でした。
LEGOやトイ・ストーリーてきな、おもちゃと人間の絆や感動、おもちゃを大切にしようというより、それもあるけど、女性として生きることや、今の現実に感じることを、描いているため、ほぼ大人向けな作品です。
そういう中でも、ライアン・ゴズリングとシム・リウの踊り、やり合いが、笑えたり、マーゴット・ロビーの可愛さや、世界観の楽しさは、たくさん詰められて、ブラックジョークも笑えるシーンもありでした。
マテル社のCEOがLEGOの再来なので、どう絡んでくるかなーと思ったけど、思ってるより悪役ではないし一応「少女に夢をみせたい」という気持ちは本当なので、結構好きなタイプでした。
むしろ、現実世界の影響を受けたケンが本当に不憫かつ何発が頬を殴りたくなる場面もあったのですが、バービーとともに初期から自分自身の存在意義について悩んでいたり、彼に救いが少しあったのも安心しました。
ラスト、結末が決まっていないというのも、誰の許しもいらないというのが、新しく、バービーが自分で決めた「人間になる」という選択も、何か世界が変わったわけじゃないけど、良かったなと思いました。婦人科行くのは大事なことだよね。
