サラリーマン、浅野拓巳(あさのたくみ)は、 家族のために仕事に全てを捧げてきた。 自分を押し殺し、頭を下げ、言いたいことも言わずに我慢し、会社の部長まで上り詰めた。 しかし、いつしか家族は、誰も拓巳と話さなくなっていた。 ある日、拓巳は居酒屋の飲み屋で強烈な男と出会う。 豪快、破天荒、昭和初期の映画から抜け出してきたような、その男の名は虎山丈一郎。劇団『野生の王国』の役者だった。 丈一郎の野生的な魅力に引き付けられ、拓巳はその場で弟子入りを頼み、劇団に入団することに。 そこは毎日、掃除洗濯、くたくたになるまでの稽古、そして強烈な個性の劇団のメンバーたち。 昔の自分の輝きと家族の信頼を取り戻す為、拓巳は劇団の一番の下っ端として悪戦苦闘するのだが...。
大手不動産会社に勤める赤羽昭雄は、トップ営業だったはるか過去の栄光を自慢する鬱陶しいオヤジ。今ではすっかり会社のお荷物で、窓際に追いやられている。ある日のこと、赤羽は会社からの辞令で、結婚…
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>>続きを読む秘湯巡りに来た会社の同僚、イツキ、アケミ、サトミ、サワムラの4人は、怪しげな看板を見つけたことをきっかけに、謎の廃村に迷い込んでしまう。一方、オカルト雑誌「パンゲア」編集部のアサカとリナは…
>>続きを読む岐⾩県関市。市役所の観光課に務める⼭⽥⼀郎はある⽇、市⻑から〝ご当地映画〟の製作を命じられる。しかしどこにでもある〝凡庸なご当地映画〟に疑念を持った⼭⽥は、かねてからの夢だった〈怪獣映画〉…
>>続きを読む断筆宣言をした90歳の作家・佐藤愛子(草笛光子)は、新聞やテレビをぼうっと眺める鬱々とした日々を過ごしていた。同じ家の2階に暮らす娘・響子(真矢ミキ)や孫・桃子(藤間爽子)には、愛子の孤独…
>>続きを読む定年退職し、認知症だった愛妻も看取り、一人一軒家で暮らす福山健二(71)。寂しくはあるが、穏やかでささやかな幸せの日々の中、ある日、物忘れに不安を覚える。刻々と近づく人生の最期を意識し始め…
>>続きを読む©️2022 リッチーフィルム