サラリーマン、浅野拓巳(あさのたくみ)は、 家族のために仕事に全てを捧げてきた。 自分を押し殺し、頭を下げ、言いたいことも言わずに我慢し、会社の部長まで上り詰めた。 しかし、いつしか家族は、誰も拓巳と話さなくなっていた。 ある日、拓巳は居酒屋の飲み屋で強烈な男と出会う。 豪快、破天荒、昭和初期の映画から抜け出してきたような、その男の名は虎山丈一郎。劇団『野生の王国』の役者だった。 丈一郎の野生的な魅力に引き付けられ、拓巳はその場で弟子入りを頼み、劇団に入団することに。 そこは毎日、掃除洗濯、くたくたになるまでの稽古、そして強烈な個性の劇団のメンバーたち。 昔の自分の輝きと家族の信頼を取り戻す為、拓巳は劇団の一番の下っ端として悪戦苦闘するのだが...。
大手不動産会社に勤める赤羽昭雄は、トップ営業だったはるか過去の栄光を自慢する鬱陶しいオヤジ。今ではすっかり会社のお荷物で、窓際に追いやられている。ある日のこと、赤羽は会社からの辞令で、結婚…
>>続きを読む鷺坂冬子(由紀さおり)、63歳。誰にも作れないと言われた、世界初の青いバラ「ブルー・ヘブン」の生みの親として、園芸家としてはちょっとだけ有名だけれど、今は孫や家族に囲まれて暮らす普通のおば…
>>続きを読む1980 年代。若松孝二が名古屋に作ったミニシアター。 映画と映画館に吸い寄せられた若者たちの青春群像。 この映画には、僕の、私の青春がある。あなたの青春がある。
発達障害者の那須叶(なすかなえ)。通称ヌー。彼女は母親を求めながら、赤ん坊の頃捨てられたロッカー“ぬ5515”を守り続け、毎日コインロッカーの前で絵を描き続けていた。ある日、刑務所から出所…
>>続きを読む功一は仕事一筋人間で生きてきたが、家庭を顧みず、妻とはすれ違いが続き、娘とも仲が悪かった。ある日、若年性パーキンソン病だと診断されるも、それを受け入れられず、一人孤独を抱えてしまう。職場で…
>>続きを読む出版社で働く志織。仕事よりもファッションや小説の執筆に生きがいを感じている。編集長から金沢のチョコレートや和洋菓子×アートをテーマに雑誌の特集記事を書いてくれと頼まれ、「チョコレート×アー…
>>続きを読む⽯川未知⼦(⼭⽥真歩)は、富⼭県砺波市で暮らす専業主婦。⼈⽣で⼀度も働いたことがなかったが、反抗期の娘から投げられた⾔葉がきっかけで 「⾃分の庭」である近所のスーパーでアルバイトを始める。…
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