『テスト嬢は大活躍しております。カッペリーニちゃんの参陣を、我が艦隊は心よりお待ちしております(新人提督)』
さて、映画。
本作は第二次世界大戦でのイタリア潜水艦隊の勇戦力闘を、潜水艦コマンダンテ・カッペリーニの最初の戦果と、その後の伝説的なエピソードに凝縮して描いてます。
80%に迫るイタリア潜水艦隊の凄まじい損耗率や、地獄の海を果てしなく転戦し、ついには日本海軍麾下(本作でも艦長の訓示に明治天皇の言葉を引用することで、艦の運命を暗示してた)で終戦をむかえたコマンダンテ・カッペリーニとそのクルーの敢闘は、軍ヲタ的に知識として知ってはいました。
だがしかし、かの国擬人化名作漫画 ヘタリア の癒し系イメージは覆し難く……『イタリア軍www』や『次はイタリア抜きな!』な扱いをしていました。
イタリア国民の皆さん、ごめんなさいm(_ _;)m
サルヴァトーレ艦長の鋼鉄の眼差しは、ボクのイタリア軍人へのいわれなき上から目線を改めさせました。
狂気の時代にありながら大勢に付和雷同せず、懊悩しながらも正道を見出し、それが困難な道であっても、征く。
あれこそ男の中の男。
戦友とするなら彼。そして彼の愛するイタリアしか無いでしょう♪
重厚でシリアスな物語のエンディングがアレなのは、作中でサルヴァトーレ艦長の呟いた「イタリア人だからだ」の別の側面と言うか、ボクらの愛するイタリア的な色々も決して間違って無い的な!
もう、好きすぎる〜