これは面白い!!冒頭の主人公による講義シーンから笑ってしまった!
悪い黒人ぶる主人公には爆笑してしまうw
黒人が黒人らしさを求められることへの皮肉だけど、これって黒人だけの話じゃない。
女性監督や女性作家の作品に対してよく使われる「女性ならではの視点」。女性が主役の映画、女性の痛みを描いた映画は女性監督によって作られるべき、という意見。
これらに日頃から違和感を抱きまくっている身としては、マジで!それな!!と言いたくなる場面だらけだった。
「黒人の声に耳を傾けよう!」と言いながら、目の前の黒人の声を無視するシーンの痛烈さがすごい。
ただそれらを揶揄するだけじゃなく、主人公自身の考えもちゃんと批評されるのも良い。
彼が書いたのは取材も何もない冗談だけど、彼が同じようなもんと見下していた本はちゃんと取材し、魂を込めて書かれたものだった。こんなジャンルは見下していい、魂なんてないと中身をちゃんと見ずに決めつけている主人公自身にも、皮肉の目は向けられている。私も思い当たることある…。
ラストはびっくり!そして爆笑w
いろんな人を気まずくさせながら笑わせる、すごい映画w