Tom2022

マイノリティ・リポートのTom2022のレビュー・感想・評価

マイノリティ・リポート(2002年製作の映画)
3.5
トム・クルーズ主演の2054年の未来の映画です。撮影当時に考え出した未来世界がなんだか愛らしい感じもします😄。

3人の予知能力者が見る凶悪犯罪の予知映像を合成するシステム「プリコグ」が開発され、事件を起こす前に犯人逮捕できるようになり、殺人事件がほとんどなくなった未来のお話です。

ある日、司法省の役人が、犯罪を犯していないのに犯人を捕まえるこのシステムを疑い、ジョン・アンダートン(トム・クルーズ)に迫ります。そして、そんな時、プリコグによりジョンが殺人を起こすと予知されてしまいます。

罪を犯してないのに、犯人を捕まえるのってなんだか不思議ですよね。例えば、殺人する前に捕まってしまうのですが、それでも殺人罪に問われてしまいます🤔。

初めて見た時には、ジョンがジェスチャーで、透明スクリーン上のコンピューター映像を操作する姿は、すごく画期的だと思いましたが、今見ると、この操作はちょっと違うかなあと感じます。こうやって考えると、昔作った未来の姿ってなんだか面白いですね😄。

他には、配信映像が映し出される新聞が出てくるのですが、今では、新聞そのものがなくなりつつあります。また、未来の自動車が不思議な方向に動くのもなかなか面白いですね。

プリコグにいる3人の予知能力者は、犯罪を予知するために24時間働いているのですが、まるで奴隷のようです。未来の世界なのに、この3人には人権がないみたいですね。なんだかとても不思議な感じがしました。

長い間疑問に思っていたのですが、マイノリティ・レポートと言うタイトルの意味が分かりました。3人の予知能力者のイメージが一致しない場合に、その映像はマイノリティ・レポートと呼ばれて、処分されてしまいます。

さて、いろいろと未来の面白いアイディアやネタが詰まった映画です。久しぶりに見ましたが、なかなか面白かったです。😄。
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