佐方和仁

ガザ 自由への闘いの佐方和仁のレビュー・感想・評価

ガザ 自由への闘い(2019年製作の映画)
-
今は改善されているらしいけどその当時の海は汚染されていて本当は入ってはいけない。
ナレーションも音楽も悲壮な場面としての編集をされていたけど、でもその編集を超えて海で遊ぶ子供たちの自由が伝わってきた、海の気持ちよさが、夕暮れ時の光の美しさが伝わってきた。
波打ち際に座り込んでる小さな女の子の笑顔がほんとに楽しくうれしそうだった。でもやっぱりそれだけに悲しくなってくる、気が塞ぐ、胸が詰まる。

ラザン・アルナジャール、医療ボランテア、フェンス近くで負傷した人を救おうとしたところを狙撃され命を失った。
「娘は若い女性としては初めての医療ボランティアだった。目の前の風景を見るのはとてもつらいけれど、人々の傷を癒すことができて幸せだったそうよ。」
「多くの人命を救った時の姉はうれしそうだった、命に別状がない傷の時は安心だったみたい。自分が救った人々の名前を挙げていた、"今彼らは安静にしている"とね。そうやって姉は私を安心させ、自分自身のことも安心させていたのだと思う。」
佐方和仁

佐方和仁