アメリカ政府に裏切られ仲間を失った傭兵ライダーは復讐の鬼と化し、その標的になんと大統領を選ぶ。ヨーロッパ各地を舞台に復讐の戦いが巻き起こる。
アメリカとの合作ではあるが、主導はマルタ共和国という珍しい映画。

フランク・グリロさん、ロバート・パトリックさん、私の好きな「ドゥームズ・デイ」のローナ・ミトラさんというＢ級チックではあるものの、個人的には豪華と思うキャスティング。フランク・グリロさんは製作も兼ねています。
スコット・アドキンスさんとよく組む事で知られていますが、様々なアクション俳優との仕事をするＢ級アクション映画の雄のアイザック・フロレンティーン監督作品。

マルタと地中海ヨーロッパの映像はとても綺麗に映していますね。ロケ費でほぼ制作費が消えたのか期待していたものよりも展開がショボい…。
更にＢ級アクションとしてテンポもっさりで観ているのがダレて来ます…。
キャスティングで黒幕は読めてしまうし、終始に仏頂面であの人らしい悪役ぶりとは言えますけど(笑)

大統領を狙うという大規模な展開としてはあまり激しさとスリリングさを感じないが、カーチェイスやフランク・グリロさんの格闘アクションなどそれなりに見どころはある。
しかし…引っ張った割にはあっさりとした決着の付け方でスッキリしないし、悲壮感も痛快さが微塵も無いのでＢ級アクションとしてイマイチ…。

フランク・グリロさんのファンとＢ級映画と割り切れば、まずまずは観れるものの駄作感は否めない作品でした。ローナ・ミトラさんは相変わらず綺麗でした。

まとめの一言
「懺悔」

荷物

米政府に裏切られた傭兵が、ヨーロッパ各地を転々としながら復讐の戦いに挑む……

6ヶ月

何があったのか

チーム
見応えはなし

アクション

景色は良かったです

本サイトでの視聴数が20人台、こんな映画観たことないが、フランク・グリロ、ローナ・ミトラ、そしてT-1000(T2)のロバート・パトリックと有名どころが出演しているので、つまらなかったら退場する覚悟で鑑賞。
マルタとアメリカの合作とあり、マルタ映画って観たことないし、そもそもマルタの知識が少ないところからスタート。いきなりのオープニングクレジットはマルタ島の綺麗な風景。これはもしかしてマルタ島のCM映画？
と思ったのも束の間、なかなかのカッコいいライフル銃による狙撃や銃撃&格闘シーン。気になって止めて監督を調べると、スコット・アドキンス(B級界のスーパースター)などを出演にした映画をいっぱい撮っていて、本人も空手の講師をしたりと面白い経歴。
ストーリーは確かにザルな部分もいっぱいあるけど、マルタ島の歴史(地中海の要所のためいろんな国に攻められている。独立する前はまさかのイギリス領。知らなかった。)に起因する地下道を重要なストーリー要素として使用している。マルタをちょっとだけ理解するには良い映画でした。
最後に、狙撃に使ったライフル銃、気になって調べたけどわからなかった。弾倉付けてない(外したわけではなさそう)狙撃銃ってあるんだね。
あとエンドクレジット見るとマルタ共和国政府が協力してるみたい。凄いね。