『ナルニア国物語』や『ライラの冒険』のような、有名ファンタジー小説を原作に映画化する流れがブームだったような記憶がある時期の映画です。
ロード・オブ・ザ・リング3部作がファンタジー大作の水準になってしまったせいか、残念ながらイマイチ記憶に残らない映画になってしまったような気がします。
ーーー【あらすじ】ーーー
世界の秩序と平和を守る守護者・ドラゴンライダーの中に、野心に燃える強力なドラゴンライダーがいた。
彼は、他のドラゴンライダーを虐殺し、帝国の支配者となる。彼の名はガルバトリックス。世に圧政を敷く暴君である。
そんな暴君の支配を打破すべく、反乱軍ヴァーデンが戦いを続けていたが、ある時、反乱軍の若きエルフの王女は、ガルバトリックスが所持するドラゴンの卵のうち一つを盗みだし、地の果てへ転送することに成功する。
偶然卵を拾った少年エラゴンは、ドラゴンを孵化させ、若き救世主として成長していく……。
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まさしく、SWみたいな設定です。いえ、古典的英雄譚と言った方がいいですね。
エラゴンを見守っていた老人ブロムが彼を鍛え、敵からエラゴンを守るため散る。完璧な老賢者の役回りです。オビ=ワンみたいな人物だったとご想像ください。
原作より内容が薄く感じられます。続編のエルデスト等が作られていれば違ったかもしれませんが、単体では凡庸な作品になってしまった気がします。
内容は子どもでもわかりやすいと思うので、娯楽作品として充分楽しめる映画です。