⚪概要とあらすじ
マイケル・ダグラス主演のサスペンス。
実業家ニコラスは48歳の誕生日に、弟のコンラッドからCRS社主催の“ゲーム”の招待状をプレゼントされる。最初は馬鹿にしていたニコラスだが、「人生が一変するような素晴らしい体験ができる」という謳い文句にひかれてゲームに参加することにする。やがて、ブリーフケースの鍵の紛失、スキャンダルの発覚、CRS社のオフィスの消滅と、奇妙な出来事がニコラスの周りで次々に起こり始める。トラブルは次第に加速していき、遂には生命の危機にさらされることになる...。
⚪キャッチコピーとセリフ
“全米No.1。「セブン」を超える驚愕と戦慄。 ラストの衝撃。 緊張度120%”
「人生が楽しくなる」
⚪感想
どんでん返しのあるサスペンス作品。
以前から気になっていたけどちょっと拍子抜けの肩透かし。
伏線と演出の良さはあれ都合が良すぎてしまうところが引っかかる。
粗探しと言うよりは普通に矛盾が。
デヴィッド・フィンチャー監督の作品だけあってずっと不穏。
『セブン』よりはドロドロしていなかったけど暗い。
マイケル・ダグラスは嫌味な、いけ好かない人物を演じるのが上手い。
『フォーリング・ダウン』を思い出した。
コンラッドを演じたショーン・ペン。
あんまり登場シーンはないけど最強に美形。美形。美形。圧倒的透明感。
白スーツのコンラッドが素敵すぎて集中できない。
賛否両論のレビューの意味が分かる。
私はどうしてもモヤモヤが残ってしまうな。
世にも奇妙な物語でありそう。
⚪以下ネタバレ
主人公が精神病患者、主人公はもう死んでいる、主人公の夢、妄想、バーチャルゲームの世界などの可能性を醸し出しつつ実は誕生日パーティーのオチ。
更生、誕生日祝いとして考えてもかなりやりすぎ感は否めない。
わざわざ誕生日に人の父親の死やトラウマを掘り返すの悪魔すぎ。
規模としてもその市単位を動かさなければ無理。
偽物のガラス、空砲、ダイバーがいたという設定は命が助かっていた根拠になるけど、空砲なのに強烈な穴が空いていたし、車が運良く川に落ちない可能性だってあるし、ビルからの飛び降りが上手くそこへいくとも限らない。
こんなん終わったあとにリハビリ施設か精神科医にかかる未来になるわ。
人によっては関わってた人皆殺し未来。
どうしょうもない弟風のコンラッドが結局は誕生日祝いのドッキリの金の半分を持つヘンテコさが気になる。
冒頭で薬を飲んでいるのか、病院に通っているのか的なものはミスリードというか結局最後には上手くハマらない。
コンラッドが打たれたあとスーツの後ろにも穴があって血糊が付いてるの謎過ぎる。ガチで撃たれてるじゃん。
偽物なら前しかつかないだろうに。
これは逆にみんな死んでるってオチ?ってなった。
バッドエンドかもう二転三転したら好みだったかも。
⚪鑑賞
午後のロードショーで鑑賞。