みや

魍魎の匣のみやのネタバレレビュー・内容・結末

魍魎の匣(2007年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

1952(昭和27)年、連続バラバラ殺人事件や新興宗教の信者失踪事件など、複数の事件が絡みあった謎を京極堂が紐解くミステリ。
京極夏彦の同名小説が原作。
3回ほど読了済。 2回目の鑑賞。

姑獲鳥よりも映像向きの作品だと思うし、こちらの方が好き。
映画も断然こちらが面白かった。
ちょっと京極堂絡みのコミカル要素が多すぎる気もするけれど。
関口君役は前作の方が合っていたが、病気のための変更らしいから仕方ない。

複数の事件だけでなく、視点も複数から描かれ、それがすれ違ったり絡んだりするのがとにかく巧い。
原作は勿論のこと、これを一本の映画に纏めるのも至難の業だと思う。

今回は榎さんも登場して、更に楽しさが増した。
この人がいると一気に盛り上がる。
大好きな久保俊公も出てきて、しかも良い感じに気持ち悪くて良かった。
最期のインパクトも凄い。
みや

みや