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わたしの頭はいつもうるさい
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わたしの頭はいつもうるさいの作品紹介

わたしの頭はいつもうるさいのあらすじ

25歳の“のぞみ”は小説家を目指し上京したが泣かず飛ばず。 そんな時に18歳の“ノゾミ”から問い詰められる。 「ちゃんとやったか? 有言実行、東京でパァーっとひと花咲かせたか?」 18歳の自分と対峙していく中で25歳は向き合わなかった様々な事柄に気がついていく。

わたしの頭はいつもうるさいの監督

宮森玲実

原題
公式サイト
https://www.watashino18-25.com/
製作年
2024年
製作国
日本
上映時間
76分
ジャンル
ドラマ

『わたしの頭はいつもうるさい』に投稿された感想・評価

3.5
オンライン試写会で視聴しました。

人は誰でも独り言を言います。言葉として発しなくても常に自分に話しかけています。時には激励を、時には戒めを、そして、自己の行動をリセットしたり、アクセルを蒸したりしています。
その内声が外に出てしまうのが小さい子どもたちだ。小学校低学年ぐらいまでは、思ったことがすぐに口から洩れてしまうのが面白いです。
この物語の古川のぞみは、劇中常に自分に話しかけています。その独り言は時空をも超えて、18歳ののぞみが25歳に話しかけたり、かけられたりと、とても忙しい独り言映画です。
その気忙しさがこの映画の売りなのかもしれませんね。
時空を超えて未来や過去の自分に会うSF映画はよくありますが、本作はその類ではありません。
論理的に現在から過去の自分(本編でいうと25歳が18歳)に話しかけることはできるでしょう。人はそれを「後悔」と呼ぶのかもしれません。
でも、本作は18歳からも25歳にも呼びかけていきます。
おやっ?これはもしや第三ののぞみが居るのではないかなっと思いながら観ていました。
本作の監督・脚本・主演をしている宮森玲実さんのインタビュー記事を読んで、何となく僕なりの解釈がまとまった気がしました。
18歳ののぞみも25歳ののぞみもそれぞれもう1人ののぞみ、つまり宮森玲実さんに語っているのではないかということです。
宮森さんは、「生きている中で通り過ぎてしまった時間瞬間に光が当たるような作品になればと思い作りました。」と語っています。
未来も現在過去も遠い遠い過去もみんな自分なのです。
映画を撮ることで1人ののぞみ(宮森さん)が繋がっていく確かな実感を得たかったのかもしれませんね。

饒舌なのぞみ同士、のぞみと友達との会話に対して、ラストののぞみと藤田朋子さん演じる母親との縁側での静かな会話は実に対照的でした。静かで言葉少なくても愛情たっぷり満たさせています。言葉と言葉の間さえも豊かさを感じてしまう。見事なエンディングでした。
オンライン試写で視聴しました。

感想は、「20代のときに観たかった作品」であり、「20代、30代の若者みんなに観てほしい」作品でした。

主人公ののぞみは、小説家を目指して上京したものの、鳴かず飛ばずの25歳。
ある日、18歳の“ノゾミ”から問い詰められるのぞみ……という設定。

過去の自分と現在の自分の会話劇が面白い。
作品全体もテンポが良く、何よりも主人公を演じる宮森さんのパワーが素晴らしい。
とても観ていて清々しい。(本人は清々しい気持ちじゃないんでしょうが)

若い頃の「何者でもない自分」や「何も成し遂げられていない不安」、私も35歳くらいまではその不安と戦っていた気がする。
わかるな~、その不安、不満、イライラ!

この作品を観た後に、過去の自分を振り返ってみた。

誰かに責められたわけでもない、誰かにバカにされたわけでもない。
結局、自分が一番、自分を信じてないんじゃない? 「自作自演」だったりしてない?

この過程を経て、「何者でもない自分」を受け入れられたとき、人はもっと自由になれると思う。

だから、のぞみの悩みと同じように悩んでいる若者を応援したいし、こんな悩みを持つ時点で「大丈夫」って伝えたい。
「何者にもならなくても、あなた自身であることで十分に価値がある」と伝えたい。

最後に──
監督・脚本・プロデュース・主演の宮森玲実さん、初監督とは思えない素晴らしい映画でした!
心から応援しています!
※オンライン試写で鑑賞しました


18歳の僕、聞いてるか。応答せよ。

シームレスにつながり合う過去と現在が、7年という空白を際立たせる。

18歳の自分に撮られている25歳の自分は、やるせなさと罪悪感だけがカメラ越しの表情から見えてきた。

僕も25という歳になって自分の人生の答え合わせを毎日のように自問自答している。いつもうるさい。本当にいつもうるさい。

この道でよかったのだろうか、もう何もかも遅いのではないか。そんな不安が隣にいる。

しかし、終盤の疾走で心が軽くなった。僕も走り出したくなった。

北野武監督の『キッズ・リターン』のラストのセリフ、「俺たち、もう終わっちゃったのかな?」「バカヤロー! まだ始まっちゃいねえよ」を思い出す。

25歳。まだ何も始まってない。ここから走り出す物語もある。