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Dr.カキゾエ 歩く処方箋~みちのく潮風トレイルを往く~

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Dr.カキゾエ 歩く処方箋~みちのく潮風トレイルを往く~の作品紹介

Dr.カキゾエ 歩く処方箋~みちのく潮風トレイルを往く~のあらすじ

歩くことで、がんサバイバーの支援と東日本大震災の被災者の心の傷に少しでも寄り添いたい…82歳になるDr.カキゾエ(垣添忠生医師)が、青森県八戸市から福島県相馬市までのみちのく潮風トレイル1025キロを歩くロードムービー。歩きながら思索を重ね、確信したこととは…?

Dr.カキゾエ 歩く処方箋~みちのく潮風トレイルを往く~の監督

野澤和之

Dr.カキゾエ 歩く処方箋~みちのく潮風トレイルを往く~の出演者

垣添忠生

原題
公式サイト
https://www.arukushohousen.com/
製作年
2024年
製作国・地域
日本
上映時間
120分
ジャンル
ドキュメンタリー
配給会社
武蔵野エンタテインメント

『Dr.カキゾエ 歩く処方箋~みちのく潮風トレイルを往く~』に投稿された感想・評価

「小さな希望があれば、人は生きていける」

正直に言うと、招待券が無かったら観る事は無かったけれど…今は多くの方に観ていただきたい作品になった。

青森県八戸市から宮城県相馬市まで、ガンと震災を焦点にしてひたすら歩く。岩手、宮城に住んだことのある身としては馴染みのある地名、行った事のある場所、行ってみたい場所などが出てきて、トレイルの風景が気持ち良いのだが、自分にとって遠い出来事になっていた震災、津波が徐々に思い出されてきた。

巨大な防潮堤には、賛否両論があったと記憶しているが、減災をキーワードに設置しなかった自治体もあった。災害に対する考え方は自治体、土地柄それぞれで(映画には出てこないが大規模工事には利権をめぐる争いもあったはず…)、多くの議論の末に今の形になったと思うと感慨深い。
盛り土で助かった小学校もあれば、対応の悪手により何十人もの犠牲者を出した小学校もある。避難せずに校庭に整列させられたせいで逃げ遅れるなんて、悔やんでも悔やみきれない。

永田町のどなたが言ったのかは存じませんが、「防災とは、自分の命を自分で守る事」というのは正しいと思う。
同様の災害がまた起こるとは思いたくはないが、この教訓が将来に生かされることを願うばかりだ。

希望とは、トンネルの向こうの光ではなく、一歩ずつ前に進むこと、という考え方はとても好き。階段を登るのも危なっかしい82歳が、ストレッチしながら、休養を取りながらでも踏破したことが作中一番の希望かもしれない。

山根基世さんの俳句朗読も沁みます。
Jun潤
4.0
2025.08.20

予告を見て気になった作品。
たまにはこんなドキュメンタリーも。

青森県八戸市から、福島県相馬市までの太平洋沿岸をつなぐロングトレイル“みちのく潮風トレイル”。
この道を歩くのは、がんの専門家である82歳の垣添忠生医師。
東日本大震災の遺構を巡りながら、被災者と、がんサバイバーの心に寄り添う。

こ〜れは良いドキュメンタリーですわ。
垣添医師の為人や経歴、旅の後の総括などは最低限に、ロングトレイルを歩く様子をひたすら追うロードムービー。
がんの専門家であり、自身も2度がんを克服しており、加えて長年連れ添った妻をがんで亡くしている垣添医師。
だからこそ、がんサバイバーや被災者たちの心に寄り添うことができるんだということが伝わってきました。

82歳、まぁお年を召していらっしゃって、第一線を退いて家に篭りがちになっていてもおかしくない年齢なのにも関わらず、新たな挑戦をする。
その姿だけで十分勇気を与えてくれましたし、僕自身30代を迎えて、選択肢も狭まってきて、将来どうなるのかも分からないな〜と悲観的に考えている今日この頃ですが、こんな方がいらっしゃるということを知れただけでも、諦めたりやりたいことを制限したりするような年頃じゃまだないんだと、希望を感じられる作品でもありました。

「やらない善よりやる偽善」、結構議論を巻き起こしている言葉かと思いますが、今作こそこの言葉が似合うのではと思います。
垣添医師がロングトレイルを踏破したからといって、がん患者が治るわけでも、震災で亡くなった人が帰ってくるわけでもない。
でもがんサバイバーや被災者の心に寄り添えるような人が、太平洋沿岸を歩き、震災の遺構を巡り、被災者やがんサバイバー、その両方を経験した人と交流する様というのは多くの人に新たな知見や価値観を目覚めさせたり希望を与えたりするものだったと思います。
今作の上映規模も大きいわけではなく、今作で映し出された垣添医師の活動も、全国的に大きく取り沙汰されたものではないかもしれないけれど、できれば多くの人に知って欲しいと感じさせてくるものでしたね。

こういうドキュメンタリー作品となると、旅の途中で出会った人全員が出演したわけでもなく、訪れた場所全部が撮影の許可をくれたわけでもないのかもしれません。
しかし垣添医師や撮影クルーたちが出会った人、訪れた場所は作品で映し出されたところ以外にも本当にたくさんあったんだと思います。
その中に、垣添医師に話をしてくれた人、色んなものを見せてくれた場所、逆に、垣添医師から希望や勇気をもらった人、垣添医師が訪れたからこそ、広く知られた場所があるんだと思うと、垣添医師がした挑戦、その挑戦を映し出す作品の上映というのには大変大いに意義があると思いますし、自分が知らないだけで、このような挑戦をして、周囲に希望や勇気を与えている人がいるんだと思うと、今後もこんな作品を鑑賞していきたいものですね。
がん治療の専門医・垣添忠生医師が青森県八戸市から福島県相馬市までの「みちのく潮風トレイル」1025キロを歩くドキュメンタリー。
がんサバイバーや東日本大震災で被災に遭われ、住んでいる場所だけでなく大切な人達を亡くした被災者の方々との会話で震災の恐ろしさ、そして大切な人を亡くした喪失感を我々は知る事に

それでも復興に向け「希望」を胸に進む人々の姿は力強く逞しい


「希望学」の著者・玄田有史教授と垣添医師が「希望」について語るシーンがあるが
この言葉が胸を打つ

Hope is a wish for something to come true by action.
希望とは**「行動によって何かを実現しようとする気持ち」**
ただの憧れるきもちだけでなく「動く」ことにより初めて「希望」が見えてくる

希望があれば人は前を向き進んで行ける

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