friends after 3.11【劇場版】の作品情報・感想・評価・動画配信

「friends after 3.11【劇場版】」に投稿された感想・評価

pujisi

pujisiの感想・評価

3.5
原発論争ってまず原子力や放射能が観察しても目に見えないからなにがファクトでなにが課題なのか可視化されずわからないから全然目が合わないし、専門家の発する情報が事実なのかさえ非専門家のぼくたちパンピーからは判断できない。企業が起業でよくやる課題解決型イノベーションを目指すスタートアップ思考やデザインみたいな手段も機能しにくい。0→1イノベーションの方がよっぽど難易度が低いなぁ。。と思うほど現実世界の災害や原発や経済や政治や思想の課題は果てしなく複雑だ。と考えさせられた。直ちに人体に影響はない、といえばないがあるといえばある、みたいな曖昧な表現がパブリックにされるのは確かに問題な気もする。
昨年の今時期に廻り歩いた塩竈や石巻の映像がそのままでてきて、またあの時間の止まった場所と空気と匂いを思い出した。3.11忘れないようにしたい。
てぃだ

てぃだの感想・評価

3.0
311の後のこれからの日本を岩井俊二が色んな人と語り合うドキュメンタリー。原発話が中心。基本インタビューに対する答え中心なのでやや苦しいものの、とある人物が語る「戦争よりも全然ヤバイ状態に日本がある」って言葉ととあるバンドのパフォーマンスが忘れられない。あれから8年。まだ8年なのか。もう8年なのか。
本作での北川悦吏子の語りから、『半分、青い。』終盤の展開に思いを馳せる。
パケほ

パケほの感想・評価

4.0
人生は小説よりも奇なりというか、ドキュメンタリーでありながら映画にしか思えない。映画から環境に対して訴えかけているようにしか思えない時点で自分がどれだけ離れた位置にいるかを感じさせられたような気がした。自分から求めずに与えられたものだけで生きていく怖さ、言葉がどれだけ薄いものか。
正直出てきた人がとても薄っぺらいように思えたが、行動を起こしている時点ですごい事だと。街中で歌おうが、座談会を開こうが、デモを起こそうが忘れずに抗おうとしている。
(訴えていく際に恐怖感で支配するのではなく、情報を共有して個人個人に答えを求めて仕組みを見直していくというのはすごく勉強になった。怖いだけでは怖いまま。)

どれだけお金が強いのか。必要だから理解はできるけど身を滅ぼしかねない。当事者以外は理解さえ出来ていない。その理解出来ていない人が動かしていく。

放射線量が感じれないから怖いけどすぐに慣れてしまう。でも、理解人いる人からすると異常でしかない。パラレルワールドと言われるほどに。
チェルノブイリを超えているのを初めて知ってすごく驚いた。

あいつは間違えていたからこっちしか信じないではなく、今回は何が正しいかを毎回見極めていく。

人との繋がりはいつまでも有効な手段。立場が違う人達でもここまで団結できる。専門家ばかりの話ではなく、いろんな分野の幅広い年齢層の人が出てくるからこそ考えさせられる映像だと思った。当事者だけでは変えられないからこそ、当事者以外の人は知る必要がある。知っていきたい。
石巻で語っていた人の経験した生きている人よりも死んだ人がもっと感じていることがある。そこを背負いながら生きて、伝えていくと語っていたのも印象に残った部分。

この現状は戦争以上かもしれないと認識するべきか……。
なんにも知らないし、分かってなかった。

野田洋次郎と映像の噛み合い。
作品としては岩井俊二らしい作風に期待してはダメだし、かといってそこいらのドキュメンタリーと特段なにかの違いがあるかのいったら決してない。311後にクリエイターとして同じ志を持つ人々(Friends)を集めて発信することが大きな使命なのだから、これはこれでまあいいんだろう。
後に政治家になる山本太郎の姿、俳優からアクティビストになろうとし、そして政治家になる前の貴重な時期の映像かも。
RYUYA

RYUYAの感想・評価

3.5
岩井俊二と松田美由紀がインタビュアーになり、震災を見聞し、考える、嘘偽りなしのドキュメント。
原発への危機感は促すも、過剰な思想や押し付けは無しの、優しい映画だった。
冒頭一発目で流れる津波直撃の実録映像と、 RADWIMPSの『ブレス』が早速感動の作業に取り掛かるが、僕はかわした。
映画の最後の方で、また同じ曲が流れるのだが、全く違う勢いで心がジーンとした。あれはダメだった。すごい演出。

おそらくだが、『君の名は。』のかなりの参考になった映画なんじゃない?
印象的だったのは誰もが「こどもたち」という言葉を語っていたこと。振り返るのは過去だけど、みんなが未来と向き合っていた。

岩井さんの大丈夫?という言葉に反応して、こらえていた力が抜けたようにアイドルが流した涙を。彼女の反応は万人に共通する全員のお話であること。そう思わされる拡がりのあるエンディングだった。
岩井俊二本人の話し方ってこんなふうなんだ、ってずっと思ってた。彼が喋ってるところってあんまり観たこと無いから。いいドキュメンタリーだったと思う。最初の30分ぐらいはすごく専門的な話だったけど、それ以降は各人の震災の捉え方やこの先どうしたらいいかという意識の話だった。だからこんな知識のない自分には分かりやすかったかな。津波で死んでいった人のことを思うと胸が痛い。今も被災して苦しんでいる人が沢山いるけど、私には何もできないし、特に行動を起こすつもりもない。所詮自分にとっては他人ごとなんだな…。原発について訴えるロックバンドの人のように、あんなに原発について考えたこともないし訴えようと思ったこともない。あの人たちは本当に凄いし偉いな。
KyoukoWada

KyoukoWadaの感想・評価

3.8
間違ってることはまちがっていると声に出す勇気
震災後、間違っていることを隠蔽したり言論統制する傾向にあったと思う
自分より下の世代が声をあげて世の中を変えていこうとする行動力を頼もしく思う
COME

COMEの感想・評価

3.5
絆【きずな】:人と人との断つことのできないつながり。離れがたい結びつき。

絆【ほだし】:人の心や行動の自由を縛るもの。自由をさまたげるもの。

あの日に比べてデモ行進も減った。街頭演説も減った。僕はそれが嬉しい。ちゃんと未来を生きてる証拠。3月11日が近づくといつも絆(きずな)という言葉をよく見かける。確かにあの日、人の繋がりを当事者としてとても感じた。だが最近はその絆(きずな)という言葉に商用価値が生まれたり、絆(ほだし)になってはいないかと危惧している。3月11日が近づけば仮設住宅の方を映しまだまだ足りない。仙台を映しなよ。震災前よりも発展したろ?なんで可哀想や負ばかりに目を向ける?
この日が誕生日の人はもっと心から誕生日を祝ってほしい。何も不謹慎なことはない。便利なことに、人は悲しみを薄くすることが出来る機能を供えて生まれてくる。

あー、説教くさくなってしまった。悪い酔いレビュー。ごめんね。
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