friends after 3.11【劇場版】の作品情報・感想・評価・動画配信

「friends after 3.11【劇場版】」に投稿された感想・評価

東日本大震災から半年後位に撮られたドキュメンタリー作品

岩井俊二監督が友人や知人、原発関係者などにインタビューしたり現地を訪れて話を聞く


日本の電力事業と政治の闇
自然災害や核の怖さ
マスコミの自浄作用の無さの問題

色々な問題が浮き彫りになっていく
この作品からも10年近く経っているけど何かが変わったのかな。。
OMRICE

OMRICEの感想・評価

3.7
こういう作品が残っていることが大事だと思う。前半は正直わからないことは多かったけど、要するに僕らは簡単に目の前の事を鵜呑みにしてはいけないし、真実から目を背けてはいけない。これは震災だけじゃなくて今のCOVID-19についても同じ。みんなどこかで他人事だと感じている人はいる。特に感染者の少ない地域とかはそうかもしれない。だけど他人事にしてはいけないんだと思う。実際に大きなことを成し遂げることはしなくてもいい。ただ、今僕らは何を考えるべきなのか。どうしていくべきなのかを考えていく必要があるんだと改めて感じた。
震災から上映までのスピード感が凄いよね。エンタメとして終わらせて無いのが良い。
tetsu

tetsuの感想・評価

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『311』に続けて、鑑賞。

様々な人物が「3.11」について語るインタビュー映像をまとめた作品。(出演者は大学教授から原子力プラント設計技術者まで様々。また、芸能人では、山本太郎、北川悦吏子、小林武史など。)
衛星放送の特別番組『friends after 3.11』を再編集した映画版。

RADWIMPSの楽曲をバックに当時の映像が流れるオープニングには、何となく「東京から見た3.11」という印象があり、現地との温度差を感じないでもなかったが、実際に被災地に赴く中盤以降は、監督なりの理解と誠実さが感じられ、結果的に観て良かったと思える作品だった。

岩井作品特有の移動撮影や手ぶれのような定まらないショットが、被災地を記録しているのも印象的だった。

特に心に残ったのは、ロックンロールバンド・FRYING DUTCHMANのスクランブル交差点での演奏シーン。
原発や政府に対する不満を叫び歩く彼らの姿を、途切れることなくワンカットで捉えた映像には、画面を越えて揺さぶられる何かがあった。

監督の作風ゆえ、多少、美化されてしまっている印象も感じなくはないが、劇中、現地に住む監督の友達が言っていた「残された者にしか当時の様子を話すことは出来ない」という言葉には突き刺さるものがあった。
ヴレア

ヴレアの感想・評価

3.0
3.11について、岩井俊二が色んな人(お友達)にインタビューを敢行するという内容。
原発の専門家も居れば、映画監督や音楽プロデューサーまで、色んな業種の人の意見が聞けるというのが特徴。
まあ、大体が政府や東電を批判する内容だった。
原子力発電所を造れば造るほど東電が儲かり、我々消費者は電気を使えば使うほど安くなるシステム。これが問題だと言うのには同意。電気を節約すれば安くなるというシステムにした方がエコが進むし、原発も要らなくなるよね。

インタビューだけじゃなく、岩井俊二が自分の親戚や脱原発アイドルや山本太郎らと共に被災地を歩くシーンとかもあって中々見応えがある。震災から1年と経たずにこういう作品を作っていたなんて、その行動力に驚かされる。

でも2012年公開の映画なので殆ど語り尽くされた内容だし、今観る意味はそんなにないのかな?とも思う。
しかし、3.11の記憶は風化させてはいけないと思うし、こうやって色んな人の意見を聞くと言うのは大事かなと思う。
pujisi

pujisiの感想・評価

3.5
原発論争ってまず原子力や放射能が観察しても目に見えないからなにがファクトでなにが課題なのか可視化されずわからないから全然目が合わないし、専門家の発する情報が事実なのかさえ非専門家のぼくたちパンピーからは判断できない。企業が起業でよくやる課題解決型イノベーションを目指すスタートアップ思考やデザインみたいな手段も機能しにくい。0→1イノベーションの方がよっぽど難易度が低いなぁ。。と思うほど現実世界の災害や原発や経済や政治や思想の課題は果てしなく複雑だ。と考えさせられた。直ちに人体に影響はない、といえばないがあるといえばある、みたいな曖昧な表現がパブリックにされるのは確かに問題な気もする。
昨年の今時期に廻り歩いた塩竈や石巻の映像がそのままでてきて、またあの時間の止まった場所と空気と匂いを思い出した。3.11忘れないようにしたい。
てぃだ

てぃだの感想・評価

3.0
311の後のこれからの日本を岩井俊二が色んな人と語り合うドキュメンタリー。原発話が中心。基本インタビューに対する答え中心なのでやや苦しいものの、とある人物が語る「戦争よりも全然ヤバイ状態に日本がある」って言葉ととあるバンドのパフォーマンスが忘れられない。あれから8年。まだ8年なのか。もう8年なのか。
本作での北川悦吏子の語りから、『半分、青い。』終盤の展開に思いを馳せる。
パケほ

パケほの感想・評価

4.0
人生は小説よりも奇なりというか、ドキュメンタリーでありながら映画にしか思えない。映画から環境に対して訴えかけているようにしか思えない時点で自分がどれだけ離れた位置にいるかを感じさせられたような気がした。自分から求めずに与えられたものだけで生きていく怖さ、言葉がどれだけ薄いものか。
正直出てきた人がとても薄っぺらいように思えたが、行動を起こしている時点ですごい事だと。街中で歌おうが、座談会を開こうが、デモを起こそうが忘れずに抗おうとしている。
(訴えていく際に恐怖感で支配するのではなく、情報を共有して個人個人に答えを求めて仕組みを見直していくというのはすごく勉強になった。怖いだけでは怖いまま。)

どれだけお金が強いのか。必要だから理解はできるけど身を滅ぼしかねない。当事者以外は理解さえ出来ていない。その理解出来ていない人が動かしていく。

放射線量が感じれないから怖いけどすぐに慣れてしまう。でも、理解人いる人からすると異常でしかない。パラレルワールドと言われるほどに。
チェルノブイリを超えているのを初めて知ってすごく驚いた。

あいつは間違えていたからこっちしか信じないではなく、今回は何が正しいかを毎回見極めていく。

人との繋がりはいつまでも有効な手段。立場が違う人達でもここまで団結できる。専門家ばかりの話ではなく、いろんな分野の幅広い年齢層の人が出てくるからこそ考えさせられる映像だと思った。当事者だけでは変えられないからこそ、当事者以外の人は知る必要がある。知っていきたい。
石巻で語っていた人の経験した生きている人よりも死んだ人がもっと感じていることがある。そこを背負いながら生きて、伝えていくと語っていたのも印象に残った部分。

この現状は戦争以上かもしれないと認識するべきか……。
なんにも知らないし、分かってなかった。

野田洋次郎と映像の噛み合い。
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