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バレンと小刀 時代をつなぐ浮世絵物語

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バレンと小刀 時代をつなぐ浮世絵物語の作品紹介

バレンと小刀 時代をつなぐ浮世絵物語のあらすじ

江戸時代に隆盛を極め、ゴッホなどの印象派にも影響を与えた浮世絵版画。令和の今、江戸の美意識と技術を継承するアダチ版画研究所が、“現代の浮世絵”を創造するプロジェクトに挑戦した。絵師は草間彌生、ロッカクアヤコ、ニック・ウォーカー、アントニー・ゴームリーなど、世界的アーティストの38名。およそ5年かけて86作品を制作し、2025年春に東京国立博物館で開催される「浮世絵現代」で発表することを目指す。古典的な浮世絵とは違う世界観と多様な表現にたじろぐ若き彫師と摺師たちは、絵師の鋭い指摘に苦悩しながらも、職人としての矜持から粘り強く原画の美を掬い上げていく。カメラは浮世絵の新たな世界を模索し、殻を破る職人たちを追う。

バレンと小刀 時代をつなぐ浮世絵物語の監督

松本貴子

原題
公式サイト
https://baren-kogatana.jp/
製作年
2025年
製作国・地域
日本
上映時間
109分
ジャンル
ドキュメンタリー
配給会社
Stranger

『バレンと小刀 時代をつなぐ浮世絵物語』に投稿された感想・評価

ドキュメンタリーなのにとっても感動した
。パンフレットも買ってしまった。普段はこういうことまったく書かないけれども書きたい思いが抑えられない。日本人こそ観るべき。自分たちのストロングポイントがどこにあるか思いださせてくれる。生産性など、はなからない「質」にぜんふり!

あなたの暮らしの有様がこの国の誇り。
KATE
4.1
38名の世界的アーティストを「絵師」として迎え、「現代の浮世絵」を創造するという、アダチ版画研究所の一大プロジェクトを記録したドキュメンタリー。

私はこのプロジェクトのゴール=「浮世絵現代」(今年の春、東京国立博物館・表慶館で開催された展覧会)に足を運び、むちゃくちゃ感激したクチなので、あの素晴らしい作品たちのほんの一部だけでも、その創作過程が拝見できて、本当にほんとうに嬉しかった。
彫師さん・摺師さんのお仕事ぶりはもちろん、ロッカクアヤコさん、ニック・ウォーカーさんの創作現場もたっぷり。
アントニー・ゴームリー作品(先にアントニー氏の手描きで背景をつくり、アダチ研究所の職人さんが木版で人物+地面をプラス)は非常に印象深かったので、彼がスクリーンに登場した瞬間、心の中でガッツポーズしましたw

あと要所要所に、美術館で(江戸時代の)浮世絵を見て歩きながら、浮世絵制作の基本を解説するギャラリートークの様子が挿入されているので、「浮世絵ってナニ?」という方が見ても、本作の内容をしっかり把握できる超親切設計。素晴らしい! あれ、千葉市美術館だったのですね>エンドロールで判明

「版元」「絵師」「彫師」「摺師」の4者が総力を結集してつくりあげた「浮世絵」。知識としてはもちろん知っていたけれど、こうやってリアルなプロセスを覗き見ることができて、解像度がググッと高まりました(北斎とか広重とか、どんなダメ出ししたんだろ?!w)

「浮世絵」「版画」「現代アート」「ものづくり」「職人」「コラボレーション」「プロジェクト」……。どれかひとつでもピンとくる方は、絶対楽しめる映画だと思います。

(注)
たとえば苦悩、逡巡、対立……といった要素はほぼ皆無。ひたすら"創る喜び"にフォーカスしています
oguchi
4.7
この作品を観て、初めて
“彫師”と“摺師”という職人の存在を知った。

「浮世絵」が実際にどのように作られていくか、その工程が丁寧に描かれるので、小刀で掘ること、バレンで摺ること、それぞれの作業の緻密さをとても興味深く見た。

さらに本作がドキュメンタリーとして秀逸な点はこの“彫師”と“摺師”の技の凄みを堪能すると共に、職人ひとりひとりのキャラクターの魅力が十分に伝わってくることである。

アントニー・ゴームリーの作品を担当した摺師、鈴木茉莉奈が休日にネイルに行く場面(指のタコはバレンによるもの!?)や、同じく摺師、岸翔子が子育てをしながら在宅で作業をしている場面など、彼女たちの人柄が知れて、どんどん感情移入していくことになる。

そして、個人的に1番好きなシーンは、ベテランの摺師、岸翔子が絵師を務めるロッカクアヤコのカラフルな作品の摺りを担当する場面だ。
初めは絵師の原画に極力近づけるようにしていたが、なかなかOKをもらえずに何度も摺り直しをする中、最後にはこれまでに経験してきた「木版画」らしさ、「浮世絵」らしさに立ち返って「自分らしさ」を出そうとしたこと。

本作は「浮世絵版画」という伝統を受け継ぐ特殊な世界が舞台だが、
仕事への向き合い方、自分らしく生きること、といった普遍性がテーマでもある。

松本貴子監督は前作『掘る女 縄文人の落とし物』でも、縄文遺跡の発掘に魅せられた女性たちを生き生きと描き、彼女たちのひたむきさとチャーミングさがとても面白いドキュメンタリーだった。

本作のラスト、エンドロール後の1カットも最高で、幸せな余韻を与えてくれる。