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ちゃわんやのはなし ―四百年の旅人―の作品紹介

ちゃわんやのはなし ―四百年の旅人―のあらすじ

遡ること420年前、豊臣秀吉の二度目の朝鮮出兵の帰国の際に、主に西日本の諸大名は各藩に朝鮮人陶工を連れ帰った。 薩摩焼、萩焼、上野焼などは朝鮮をルーツに持ち、今もなお伝統を受け継いでいる。 薩摩の地では、島津家が彼らを厚く庇護をして苗代川当地に住まわせた。その中に沈壽官家の初代となる沈当吉がいた。以来、沈壽官家は研磨を重ね多彩な陶技を尽くした名品の数々を世に送り出し、世界中に “SATSUMA”の名が広がった。 幼少期に経験した言われなき偏見や差別の中で、日本人の定義とは何かと自身のアイデンティティに悩んだ十五代沈壽官を救った司馬遼太郎の地方の言葉。 その十五代沈壽官が修行時代を過ごした韓国・利川にあるあるキムチ甕工房の家族は、十五代から学んだ伝統を守る意義を語る。 沈壽官家の薩摩焼四百年祭への願い。 そして、十二代渡仁が父から受け継いだ果たすべき使命。 十五代坂倉新兵衛が語る父との記憶と次の世代への想いとは。 朝鮮をルーツに持つ陶工たち、その周囲の人々の話が交差し、いま見つめ直すべき日本と韓国の陶芸文化の交わりの歴史、そして伝統の継承とは何かが浮かび上がる。

ちゃわんやのはなし ―四百年の旅人―の監督

松倉大夏

ちゃわんやのはなし ―四百年の旅人―の出演者

十五代 沈壽官

十五代 坂倉新兵衛

十二代 渡仁

原題
製作年
2024年
製作国
日本
上映時間
117分
ジャンル
ドキュメンタリー

『ちゃわんやのはなし ―四百年の旅人―』に投稿された感想・評価

KUBO
4.0
今日の試写会はドキュメンタリー映画『ちゃわんやのはなし―四百年の旅人―』。

冒頭から歴史を絡めた導入に引き込まれる。秀吉の朝鮮出兵って、ただ負けて帰ってきただけじゃなくて、朝鮮から陶工を連れて(連行して?)きていたのか⁉︎

物語の中心になるのは400年続く薩摩の沈壽官家。第14代沈壽官は司馬遼太郎の「故郷忘じがたく候」の主人公としても有名だ。

秀吉の朝鮮出兵の際に島津義弘によって連れてこられた朝鮮の陶工が、あの「薩摩焼」を作り出した。

「薩摩焼」の名品は1867年のパリ万博に出品され、ロシアのニコライ二世にも献上され、現在エルミタージュ美術館にも所蔵されているなど、世界有数の美術品である。

400年前、日本に連れてこられて朝鮮の焼き物の技術を日本に伝えた彼らは、日本では「朝鮮人」で、韓国に帰れば言葉もわからず「400年で付いた日本の垢を落とせ」と言われ、二つの国の間でアイデンティティに悩み苦しむ。

父と息子。認められたい。乗り越えたい。

「薩摩焼」の物語は、400年続く文化の継承であり、それは「親と子」の物語でもあるのだ。

400年の歴史をつなぐ第15代沈壽官は言う。

「過去から学ぶ。時代は還ってくる。」

日本と韓国、親と子、そして匠の技。

『ちゃわんやのはなし―四百年の旅人―』は400年にも及ぶアートの伝承に迫る素晴らしいドキュメンタリーだ。

*韓国には家業を継ぐという概念がない、というのにはびっくりした。

*釉薬を使った焼き物はそれ以前には日本にはなかった、というのも知らなかった。
4.3
松倉大夏さん、初監督作品。大変失礼なんですが、ドキュメンタリーはあまり観ません。そして正直地味過ぎる内容、恐る恐る鑑賞することに。不安は完全に杞憂。
まさか、ドキュメンタリーで泣かされるとは!難病で誰かが亡くなるわけでもないのに、泣かされました。本当にドラマティックだし、そこらの人間ドラマなんて比べ物にならないくらいのレベル。現実は重いのです。そこそこ映画観てる私も正直、今回はやられてしまいました。15代目はくしくも私と同じ年齢、私も本籍鹿児島県。
先日観た蒲団に作り手同士のバトルがここでは親子でかつ師匠と弟子、そのバトルも見応えあり過ぎ。エンターテイメントというと誤解されるかもですが、めちゃめちゃ面白い映画だったことは保証します。
地味だから、ドキュメンタリーだから、知らないお話しだからで切り捨てるには本当にもったいない、それくらい凄く素晴らしい作品なんです。#ちゃわんやのおはなし
masato
4.0
丁寧な取材と丁寧な編集構成で、いいドキュメンタリーに仕上がっていたと思う。

作品の最初に、薩摩焼をはじめとする日本を代表する焼き物が、朝鮮出兵の際にそれぞれの藩の武将たちが日本に帯同した朝鮮の職人たちによって大きく発展したことが伝えられる。

そこから、日本に来た朝鮮の人たちの苦労と努力、同時に日本の中で華開いた陶芸の歴史を知ることで、観客は世界が繋がっていることを知り、歴史の流れを知ることになる。

タイトルにもあるように「ちゃわんやのはなし」なのだが、ただ茶碗屋の歴史を見るだけでも、国と国、人と人、親と子の距離や気持ちのぶつかり合いやせめぎ合いがあり、結局盛りだくさんな内容になってしまう。

そこに沈壽官窯、十五代当主を主人公に置くことで、淡々とストーリーを進めていくことに成功している。

師匠と弟子、父と子の話に割と心を揺さぶられてしまうので、後半ずっと泣いてたなあ,静かに。

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