今作の主人公的ポジションである絆斗は本編では結構損な立ち位置だったと思う。
主人公のショウマはもちろんの事、自身の兄弟でもあるストマック社との因縁があり、闇菓子の誘惑に抗えないグラニュート達との戦いに身を投じていた。
その中で、絆斗や幸果含め自身の正体を明かすかどうかの葛藤や、中盤から登場した人間側の叔父にあたる駄菓子屋の店主との関係値などもあった。
また、3号ライダーであるラキアも弟を手にかけた相手を探し出して復讐するという目的でストマック社に潜入し、その過程でショウマ達と出会い、デンテに想いを託されたり、幸果に正体を明かすべきか苦悶しながら彼も仮面ライダーへとなっていった。
そんな中で、絆斗はまず「①母親を攫ったグラニュートを見つけ出す」という物語開始時からの設定があり、グラニュートを追う最中で師匠であり、親代わりの塩見を喪い、「②塩見を手にかけたグラニュートへの復讐」の為に酸賀の協力の元で仮面ライダーになり、②の因縁を清算する。
その後、「③実は酸賀こそが②の黒幕だった」事が明かされ、新たな因縁が出来たものの、こちらもすぐに清算された。
そして、①の因縁と遂に邂逅するしたものの、『赦す』という決断でこちらも清算された。
その後は特段の因縁もなく、物語は幕を閉じた。

そんな絆斗が主人公ポジとなった本作では、最終回でリゼルの前でジープを倒し、人間界で孤独にさせてしまったという新たな因縁が物語のメインとなる。
絆斗自身、酸賀の手術で体内に埋められたグラニュート器官のせいで苦しみながらも、かつて自身が塩見にしてもらったようにリゼルを救おうと足掻く。
その姿は終始主人公であり、すごくカッコよかった。
テレビシリーズで絆斗を襲った数々の因縁とはまた違った乗り越え方をしていて、絆斗の成長も感じられた。

敵となるグラニュートやグラニュートを食べる変態人間もちょうどノイズにならないぐらいの小物感で良かったし、明らか怪しさMAXの狩藤も実は良い人で結構好きになった。
個人的には久々人間界のラキアをもっと見たかった感はある。
一、ラキアファンとしては…笑

2025年鑑賞215本目

くぅ……ラキアたんの出番すくなぁ！

ジャルダックに恨みを持つグラニュートが復讐してやんぜ！とリゼルを狙って人間界で暴れてるんやがぁ！ショウマとハントが迎え撃つが……って話

そうねぇ、マシンボーイは「仮面ライダーガヴ」ならばラキアたん単推しやからばね、あれ？グラニュート界に帰ってしまったラキアたんに出番あんのか？心配していたんやが……壊れず残っていた扉が偶然開いたことによりラキアたん人間界に再臨！ひゃー！
とはいえやはり出番は圧倒的に少なく……まぁ「仮面ライダーガヴ」のグラニュートハンター3人の中じゃメインキャストでドラマ出たり！Eテレ出たり！ラキアたんが1番忙しそうやから仕方ないよねぇ、ってマウントとりながら己を納得させた
それになんならラキアたんの登場シーンとかめちゃめちゃキラキラで美しくてカッコ良かったっつ〜のよねぇ！最高！あとサチカさんがグラニュート界まで迎えに来た時のラキアたんの喜びの顔も人間の顔で観たかったけどもねぇ、まぁ仕方ないかぁ

ちなみにそんな感じに大好きなラキアたんがあんまりでてこないなら誰がメインなん？やっぱりショウマ？思ったらば……まさかのマシンボーイが1番苦手なハントかよぉ！キーーーッ！
ってことで全然ノれないかと思いきや……普通に良作やったね、まぁ劇場版にしては敵の小物感が凄い気もするが、一概に悪党と言いきれないところは良かったし、復讐に次ぐ復讐やった本編からきてジャルダックの娘であるリゼルとの関係をメインに据えてくる展開には膝を打った！そのリゼルがレギュラーの時はウザイ糞ガキやったのに本作ではきちんと魅力的になっていたしね、あとゲストキャストの新木宏典と板橋駿谷も良いキャラしていてふたりのファンも観て楽しめる作品になっていたよねぇ、グラニュートだけやなくて人間の悪党も出てきたのも高評価！
まぁビル一棟をらくらく破壊できるリゼルを鎖やチェーンソーごときで何とかできるもんなん？なったけどねぇ

まぁそこだけやなくて、リゼル甘やかし過ぎるサチカさんとか雑すぎる診察結果とかなんやねん？とはなったが……総じてとてもクオリティ高くて、「仮面ライダーガヴ」はまぢラキアたんしか好きちゃうかったからあまりハマってなかったけど素晴らしい作品で良かったよね！なりました、久しぶりにTTFC契約してラキアたんの主人公のや〜つ観たくなってきたなぁ！
そういえばオマケムービーは……別に要らんかったかもぉ

あ！ラキアたんラキアたん言うてるけども、「仮面ライダーリバイス」の男性キャラの最推しカリさんが間もなく公開話題の新作ヤンキー映画に出てるやとぉ！カリさんカリさん！是非カリさんの勇姿を拝みにいかなきゃあ、ぺろぺろぺろぺろ

• #美食篇

仮面ライダーガヴ最終回のその後。
グラニュートと人間の共存。
再び闇菓子が事件を起こそうとしていた。

絆斗が主役のストーリー。
人間界に取り残されたリゼル、
彼女を孤独にさせてしまった罪悪感に
向き合う絆斗。
彼に「今できること」を強く感じました。
絆斗の想いは好きでしたが
結果その行動とってしまったら復讐の連鎖は
止められないのでは？
他のライダー作品では
このあたりもっとセンシティブに作られてるので
ちょっと気になりました。

幸果さんはいつも優しい。
元気いっぱいでこの性格、素敵すぎる。
1番興奮したのはラキア登場シーン。
来たぁぁぁああ‼︎って心の中で叫びました。

ストマック家のいないグラニュート界。
さびしいな。