東京アリス

大統領の陰謀の東京アリスのレビュー・感想・評価

大統領の陰謀(1976年製作の映画)
3.6
【2人の記者が歴史的政治事件を暴く過程のドキュメントドラマ】

斬新なラストがカッコよかった。
ウォーターゲート事件についても、ストーリーを追えている自信もないままの鑑賞だったけど、歴史的にとても意義使い映画なんだということは感じた。
(その後の映画制作に影響を与えているらしいです)

映画的なドラマチックな場面としての見せ場よりも、ふたりの記者が粘り強く取材、というよりも調査していく。
携帯もネットもないなか、人脈や人間力をフル稼働させてジリジリと真実に近づいていく。
タイプライターをパチパチとはじく姿に、職業人としての根性と意地をみた。
同僚が重大シーンを放送するテレビに集まる時でも、ふたりは記事を作る。
その姿への敬意を強く感じるシーンが印象的だった。
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