東京アリス

アメイジング・スパイダーマンの東京アリスのレビュー・感想・評価

3.3
【第2シリーズの第一弾/弱虫主人公が超人的なクモパワーを得て、怪物化した研究者と対決する】

ハリウッドのアメコミ映画化の超大作、というとズバリイメージ通りの作品。
そしてよりマンガ的な運びで、アクションはそのせいであまりワクワクしなかった。

アンドリュー・ガーフィールドも弱気な主人公感はあるんだけど、トビー・マグワイアのより強い根暗感が私の(そしてみんなの)ピーター像を作ってしまっているの。
次世代はそこをクリアにしてみていくべしですね。

テーマは「秘密をもつことは重荷になる」?
スパイダーマンの宿命でもあり、コナーズ博士の抱える秘密は、ピーターの両親や研究内容に深くかかわりそう…。
「続編あるよ」なラスト。
作品ごとにしっかりとテーマ性を感じられたシリーズ1と比べると、シリーズ化していく1作品という印象になってしまうかも。

JKシモンズとか、隣の親子とか、ちょっと出てくると嬉しいキャラの存在も大きいと感じた。
映画は、比較せず作品ごとに見ていきたい、と思っているなかでもそんな感想になってしまうのですが…

映画って、作り物だとわかっているなかでいかに観客を世界に引き込むかなんだな、なんてことも比較したからこそ考え及びました
言ってしまえば、シリーズ1は漫画原作のデメリットを感じずに心から楽しめたけど、本作は、「アメコミ映画だから…うん、こうなるよね…」という心の精算が必要だったという印象。
東京アリス

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