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Untold: マイケル・バリソン発砲事件

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Untold: マイケル・バリソン発砲事件が配信されているサービス詳細

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Untold: マイケル・バリソン発砲事件

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Untold: マイケル・バリソン発砲事件の作品紹介

Untold: マイケル・バリソン発砲事件のあらすじ

引退したオリンピック馬術選手が、自身の所有するニュージャージー州ののどかな農場で、新たな生徒に馬場馬術の指導を始める。しかし、時が経つにつれて2人の関係は緊迫し、警察への通報、ソーシャルメディアへの不可解な投稿、さらにスパイ疑惑へと発展。その確執はついに衝撃の暴力事件と裁判を引き起こし、権威ある洗練された馬場馬術界に激震を走らせた。 Netflixで2026年4月21日配信開始

Untold: マイケル・バリソン発砲事件の監督

グレイス・マクナリー

原題
Untold:The Shooting at Hawthorne Hill
製作年
2026年
製作国・地域
アメリカ
上映時間
63分
ジャンル
ドキュメンタリー、スポーツ

『Untold: マイケル・バリソン発砲事件』に投稿された感想・評価

幽斎
4.2
元五輪馬術選手で調教師のMichael Barisoneが、教え子のLauren Kanarekを銃撃した事件、決着後も論争を巻き起こす、ドキュメンタリー。Netflix作品。

いつも思うけどNetflixって、映画よりドキュメンタリーの方がセンス良くない?(笑)。本作はスポーツドキュメンタリー「Untold」チーム製作。出演者は全てSelf、当事者の語りで構成。改めて事件を振り返ろう。2019年、ニュージャージー州の馬術施設で調教師が教え子を銃撃。奇跡的に生還するが事件は疑惑に包まれる。

ニュージャージー州の馬術施設「Hawthorne Hill Farm」、バリソンは教え子のカナレクの胸部に向けて発砲、更に彼女のパートナーにも発砲。被害者は奇跡的に生還。事件は全米馬術界に衝撃を与えた。で、終わらず裁判では、バリソン側が「精神的崩壊状態」と主張、最終的に「心神喪失」に近い形で刑事責任を免れる。しかし、「精神崩壊なのか、計算尽くなのか」双方の当事者は真っ向から反論。

私の専門はミステリーですが、本件の特徴は「加害者」と「被害者」同時に出演する異様さ。加害者バリソンと被害者カナレク、何方もカメラ前で強烈に自己主張。通常の犯罪ドキュメンタリーは、加害者が沈黙、被害者のみ証言。裁判資料中心に成りがちですが、双方が互いを「精神的加害者」見做してる為、視聴者は誰を信じれば良いのか混乱。構成の妙で二元論も拒否。言い方は悪いが、ヘタな格闘技を見るよりもリングサイドは白熱(笑)。しかも、双方が今も怒りを隠さない。

寧ろスリラーの様な心理戦にテイストは近い。「Untold」シリーズは通常、スポーツスキャンダルを扱うが、本作は競技よりも支配関係、エリート世界の閉鎖性、承認欲求、SNSの対立激化、結果としてパラノイアが中心。私は競馬は見ないのでサッパリ存じ上げないが、馬場馬術界は金銭負担が極端に大きい、指導者への依存が強い、馬が「財産」と言う特殊構造、歪んだ人間関係も暴いてる様に見える。

不気味なのは、事件後も両者が「終わっていない」。普通なら発砲、裁判、判決で区切りが着く。しかし、Facebook投稿、ネット中傷、相互監視、メディア戦略が延々と続き、双方が「自分こそ被害者」主張し続けてる。ソノ為、視聴後感も重く、「誰も救われてない」感覚だけが残る。正にSNS時代の終わらない戦争。

構成も巧みで最初から「どちらが正しいか」断定しない。代わりに監視カメラ、SNS投稿、通報記録、当人インタビューを断片的に積み上げ、視聴者に判断を委ねる。故に視聴中に何度も印象が反転。「被害者側が危険人物では?」、「いや、やはり発砲した側が異常では?」、「そもそも両方壊れてるのでは?」、認識が揺れ続ける構造に映る。スポーツと言うより、ミステリー視点と言える。

私はEXクリスチャンですが、キリスト教的な倫理的視点も加えたい。キリスト教的には傲慢、怒り、執着、復讐心が互いを滅ぼす「罪」として描かれてる。興味深いのは、両者とも「自分は正義だ」と信じてる点。「悪人が犯罪を起こした」ではなく、「自分を正しいと思い込んだ破滅」。本作は「怒りを制御できない人間」の物語。

弱点は「深掘り不足」「結論が曖昧」「双方の主張を並べすぎ」。馬術界の構造、精神鑑定、法制度、富裕層スポーツの文化まで掘るには63分では短い。逆に「整理されなさ」こそ現実の不気味さ。Untoldの中でも、かなり異色。スポーツ栄光譚ではなく、精神崩壊、閉鎖コミュニティ、相互依存、SNS増幅、「自分だけは正しい」と言う狂気。「人間関係が少しずつ壊れていく過程」。正に私好み(笑)。

厄介なのは「完全な真相」が最後まで確定しない。結論から言えば事件の本質は、「精神的に不安定な二者が、閉鎖空間の中で互いを増幅し合い、最終的に暴力へ至った」、共依存の破滅。①「最初は理想的な師弟関係」、両者は「認められたい側」「支配する側」噛み合ってた。②「関係が異常な近さ」、バリソンも危険な執着と受け取る。双方が「自分が被害者」思い始める。③「現実よりも物語が支配」、客観的事実より、「自分がどう感じたか」が真実。SNS時代特有のパラノイアと言える。

全体を見ると、ローレンも執着や挑発性は有った。しかし、発砲と言う暴力は決定的境界線を超えてる。バリソンの精神崩壊も存在した可能性は高いが、暴力責任は完全に消えない「人間が現実感覚を失っていく」。陪審員の評決も結局は「世論の風」。ローレンの異常性を認め「アレなら仕方ない」。SNSでもバリソン擁護が目立ったのは異常な量の投稿がキ〇ガイだと思われた。自分は善だと言う確信こそ危険なのです。結局、事の発端は一頭の「馬」。てっきりローレンは騎手なのでスタイル抜群(+オッパイ)、セクハラが原因と言う淡い期待は打ち砕かれた(笑)。

名調教師と依存的な教え子が、猜疑心と支配欲で破滅して逝く、馬術界版スリラー。
雄樹
3.7
【キングが殺された、白を守るにはグリーンを犠牲にしろ、城が崩れ落ちる】

本作はオリンピックにも出場した元馬術選手のマイケル・バリソンがスが部下の女性に発泡した事件の真実を追ったドキュメンタリーだと聞いて気になって鑑賞しました。
こう言う発泡事件はどっちかが亡くなっていたり、捕まっているのでなかなかインタビューするのは難しいのに本作は加害者と被害者が両方ともが事件を語るドキュメンタリーはおそらく初めて見たので、なかなか新鮮でした。
まず2人が出会って仲良くなり関係が悪化するまでら女性からSNSで言われも無い暴言のせいでマイケルが段々狂い始めて、彼女を撃ってしまう衝撃的な内容を、独特な表現を入れながら生々しく語れていました。
それに映画やドラマでは何回も描かれる「心身消失」で無罪になる事が実際はどれだけ難しいのか?を審理する所は実際の映像と、弁護士側と検事側の策略なぞも語られていて面白かったです。
更にこの事件はマイケルの心身消失で起こった悲劇なのか?計画された犯行なのか?最後まで分からなく、裁判中のマイケルの行為は凄く演技ぽくて更に謎を呼ぶ作品です。
あとマイケルが普通にインタビューを受けているので無罪なのは流石に分かってしまう感じは、終盤の演出を考えると勿体無いですが、構成上マイケルの証言ありきの作品なので、難しいです。
最後にこの事件に関しては2人共が悪いし、今でも怒りが収まってない2人のヒートアップする姿を見るて何度も言えない気持ちになる作品でした。
ずっと平行線。
基本的にSNSなんてやらない方がいいね。

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