かじられる

薔薇の葬列のかじられるのレビュー・感想・評価

薔薇の葬列(1969年製作の映画)
4.0
ヒッピー、マリファナ、学生運動、乱交パーティと激動の時代を背景に繰り広げられる、愛憎劇。

前衛映画なんでしょうが、エディとレダの決闘シーンなどコミカルな場面多数。けど時折織りなされる不協和音が、エディの過去とシンクして映画全体を不穏なものに仕立て、ラストへ誘います。

アングラとは言っても十分楽しめるもの。タネも仕掛けもありません。

村上龍の「限りなく…」の世界に「コインロッカー…」のハシが迷い込んだ感じ。ピーターは16歳ながらすでに妖艶。

やられた。
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