みや

CUBE ZEROのみやのネタバレレビュー・内容・結末

CUBE ZERO(2004年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

今作も観ているはずなのに、さっぱり覚えていなかった。
シリーズ3作目だが、1・2より時間軸は過去。キューブからの脱出が目当てなのは今までと変わらないけれど、今作では外部から監視する視点が入る。それでも"CUBE"らしさ"はちゃんと残っているし、別の面白さが加わることで新たな魅力と恐怖が生まれた。
収容者のみならず、監視者たちも何かに怯えていて、序盤から期待感が募っていく。今回は初対面の人だけではなく、同僚の片割れが入ることで「友情」という今までの『CUBE』に存在しなかった尊い感情に出会えたことも嬉しかった。
登場してきた悪の親玉は見るからに「ザ・悪!」で潔い。しかも親玉じゃなくて中間管理職だった。お目目どうしたの?

1であった各部屋の罠が復活したので、スプラッターも復活!皮膚がぐじゅぐじゅ剥がれ落ちたり、音波で頭が弾けたり、斬れたり燃えたり、グロのオンパレードで滾った。嬉しいね。

最後、1へ繋がっていく流れがとても美しかった。余計なものを排除して、でもちゃんと伝わってくる。今回、一気に3作を観たからこそニヤニヤしたし、思わず1の続きを想像してしまう。でも、残念ながらこれが現段階では最後らしい。妄想で楽しもう。
みや

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