ダイアー教授

特捜部Q キジ殺しのダイアー教授のレビュー・感想・評価

特捜部Q キジ殺し(2014年製作の映画)
2.9
題:「相棒2時間スペシャル」+『ドラゴンタトゥーの女』第2弾
-1作目に続き、美女はいません
原題:The Absent One
製作:2016年、デンマーク

未解決事件を洗い直す「特捜部Q」の活躍を描いたシリーズ第二弾。
未解決事件、「特捜」と聞こえはいいが、実態は問題を起こした刑事が左遷される人材の墓場である…
「相棒」の特命係みたいなところです。

主人公の刑事はカールさん。
「相棒」っぽいと言ったが、右京さんっぽさはなく、「科捜研」の土門さんが病んだらこんなめんどくせえおっさんだろうなって感じ。
アサドって若者がパートナーで、今作では女性秘書も仲間に加わります。
「相棒」の青木みたいに主人公の苦手な部分を補完するキャラなのですが、
青木みたいな曲者ではない。至極まっとうな人。

とても分かりやすいミステリー映画です。
一回観れば、話は理解できると思います。
「こいつ実はアレなんじゃね?」ってやつが“アレ”です。
で、悪人はしっかり報いを受けるというカタルシスもあり。
ラストはちょっとした余韻もあります。

1作目には無かった暴力描写もグロ描写も、そしてお色気もあります。
しかし、極薄なので警戒する必要はない。

シリーズもので4作目まであるようです。
とりあえず全部観てみようかなと思います。

相変わらず吹き替えがなかったのが残念でした。
声優さんを固定したら、楽しみも増すだろうなって思いました。