名作と言われるSF小説の映画化であり、ジェームス・キャメロン製作、ソダーバーグ監督、主演がジョージ・クルーニーです。これは、見なけりゃならない匂いがしますね😄。
精神科医のクリス(ジョージ・クルーニー)は、惑星ソラリスの調査船から救助を求められます。その船に着くと何か変な感じで、聴き取り調査をしても、何が起きているのか分かりません。
そして、クリスが睡眠から目覚めると、かつて亡くした妻のレイア(ナターシャ・マケルホーン)がそばいました。
超幻想的な映画です。特に、惑星ソラリスが人間の脳細胞のような神秘的な雰囲気を醸し出していますし、ストーリーそのものも幻想的です。また、流れる音楽がさらに幻想的な世界を盛り上げます。
過去と現在をしっかりと区別して見ないとストーリーがこんがらがってしまいそうです。それに、気を抜いていると、どの人が人間で、どの人がそうでないのかが分からなくなりそうです。私は、見ていて「?」の付く所があり、何度か巻き戻して確認しながら見ました😄。
ちなみに、最後のシーンは、現実の世界なのか、ソラリスに作り出された世界なのか、そして、そこにいる二人は、何者なのか・・・?
難易度は高い感じですが、人間の心情や思考に深く踏み込んだ見ごたえのある映画だと思います。
さて、何度か見てみないと、この映画の見せようとしている世界は、なかなか理解できないのかも知れません。過去に亡くした人に対して、強い想いがある人には、共感できる世界なのかも知れないなと思いました。