ソラリスの作品情報・感想・評価・動画配信

「ソラリス」に投稿された感想・評価

みんと

みんとの感想・評価

3.8
タルコフスキーの『惑星ソラリス』のリメイクと言う事で鑑賞。

いわゆるSF作品の中では全く切り口の違う哲学的で神秘的、且つラブロマンス色強めなアプローチ。通して淡々としつつも惹き込まれて観ていた。

オリジナルのほうは鑑賞前から理解出来る気がしないので、そう言う意味ではストーリーについて行けただけでも満足!笑

自分だったらどう選択するか…?
そもそも置かれた状況を理解出来るのだろうか…?

ジョージ・クルーニーのM字口に気を取られつつ、ナターシャ・マケルホーンの美しさに見とれつつ宇宙空間でしっかり脳ミソを働かせた感じ。

解釈を委ねられる結末はやはり個人的にはハッピーエンド。スコアにも表れてる通り大きく好みが別れそうだけど私は結構好き。
SONIA

SONIAの感想・評価

2.2
『惑星ソラリス』と間違って借りてしまったのかな。SF小説の方はもしかしたら面白かったのかもしれないが、この映画は退屈だった。

ソラリスとは何で、どれが実物でどれが妄想で、時間軸がどこで場所がどこだか混乱してよくわからなかった。もうちょっとわかりやすくすれば面白くなったかもしれないが。そして意味不明のまま終わってしまった。
bluesmoke

bluesmokeの感想・評価

4.0
30代の頃に僕の心をつかんで離さなかった映画の1つで、スティーブン・ソダーバーグが監督したなかで最も好きな作品だったかもしれない。アンドレイ・タルコフスキー監督『惑星ソラリス』のリメイク作ですが、よくある例に従ってまったく別物になっています(いずれもスタニスワフ・レム『ソラリス』が原作)。

ソダーバーグらしくたいへんスタイリッシュな仕上がりになっており、タルコフスキー作品に宿る世界の深淵をのぞきこむような雰囲気はありませんが、これはこれで僕は素敵な映画だと思っています。同じことをしても仕方がありませんし、この作品と重ね合わせてみることでタルコフスキー作品の核心にあったものが何であったのかもよく分かるように思います。

詳細はいずれまとめてレビューするときに譲るとして、タルコフスキー作品の根幹にあるのは、すべて彼の心象風景を映したものでほとんど私小説に近い。その私的な心象風景を描写する際のテンションが異様なまでに緊密で、圧倒的な深さと美しさをもつために、映像表現として一級品になったと僕は理解しています。

いっぽうソダーバーグの描いた本作は、原作やタルコフスキーの描いた舞台や人々をそのままにあくまでスマートに映像化していく。そのためタルコフスキーのように自意識が拡張していく感覚はまったくない。けれどだからこそストーリーや映像やキャストのことごとくに、陶然(とうぜん)としながら観ることができたという面があります。

静かに深まっていく謎、抑制された混乱と狂気、愛撫するような追憶、成熟した男女の罪と罰、愛の試み、転倒する虚構と現実。

思えば僕が誰かに惹かれ、心をゆだねていくときにもクリス(ジョージ・クルーニー)と同じ経路をたどってきたかもしれない。罪の意識と重ね合わされたようなノスタルジーがあり、その幻影が何度も反復されながら目の前に現れる。けれど相手が示すのは悪夢のようなイノセントでしかない。罪が重ならない場所では愛もまた交わされることはない。

僕はあなたに手を差しのべる。あなたは僕の手をとったかのように見えた。しかしそうしたいっさいは、鏡のように見つめ返す惑星が描き出した僕自身の投影にすぎない。僕はあなたを宇宙空間へ射出する。けれどほんとうに射出されたのは僕自身に他ならない。

あなたはここにはほんとうにはいなかった。ほんとうのあなたに出会うためには、僕は僕の幻影を終わらせるしかない。クリスが最後に採った選択のように。
基本的にソダーバーグ作品が人より合わないのにこんなに眠い映像流されたら失神するわ
偉大な先行作品があるので、ちょっと分が悪いか。
悪くないんだけど、主人公の女性への想いに集約してしまっている分、小さくまとまってしまってる印象。

タルコフスキーは世界を捉えようとしてるのに、ソダーバーグはカメラを二つくらい人物に寄らせて、その後ろの世界を排除してしまっているので、窮屈で単調に映る。
2002年公開。惑星ソラリスの軌道上にいる宇宙船で起きる不可解な事件解決に呼ばれていったが、自分が巻き込まれてゆく。もう一度会いたい、願いが人間の形になって目の前に現れる。本人は亡くなっていると分かっていても心惹かれてゆく。
惑星ソラリスは難解過ぎてギブアップ。こちらは新しい設定の恋愛モノだと思って観た99分。
procer

procerの感想・評価

3.1
 難解なSFのイメージを持ったままこの作品を観ました。
私の思っていた作品とは全く違う・・・
なんという感慨深い作品なのでしょうか。
感動するものや考えさせられるものは沢山あるのですが、
自分の人生について芯から問いかけられた作品は意外に少なく、
私は「ビューティフル・ライフ」以来の問いかけがありました。
とても公表できない非常に深い問いかけですね(笑)
人間は一人では存在できない?関わる人は沢山いますよね?
人生って?もしもあの時・・・・
観ているうちにそんなことを考えずにはいられない作品でした。

 自らに投影した場合、どうなってしまうのでしょうか?
耐えられない苦しみなのでしょうね・・・・。
そんな内面を各々の登場人物たちが見事に演じきってくれます。
ジョージ・クルーニーは言うに及ばず、
「フィアー・ドット・コム」でこれは!と
思ったところに「ソラリス」で抜擢され、
期待通りの演技を見せてくれたナターシャ・マケルホーン、
それに乗組員役のジェレミー・デイビスと
ヴィオラ・デイヴィスが光っています。
特にこの二人の人間らしさ、
それを見事に演じた二人はすごいと思いました。
さりげない映像の美しさや不思議な旋律のBGMで
独特な世界観はありますが、
最近の風潮である派手な映像や演出は無く、
じっくりゆっくり観ることの出来る作品です。
旧ソ連作成の「惑星ソラリス」と近日見比べてみようと思います。
たまにはこういう作品もいいのではないでしょうか。
ソラリスの描写がとても美しかった。

2000年代初頭のハリウッド映画なのに銃撃戦もなければ爆発もしないという、当時のハリウッドからしたら珍しいくらいの静謐さ。昔、リアルタイムに流れた今作の予告編が気になっていたけれど、いつも観る機会を逃していたが、それがよかったみたいだ。前々回に観た『惑星ソラリス』を先に触れることができたため、今作の作りをかなり好みに感じた。

おそらく、当時にリアルタイムで観ていたら、こんな風に好みには思わなかったろう。二十年程前だから僕自身がまだまだだったのもあり、今までタイミングが合わなかったことに感謝だ。ただ、なぜ二十年も経つのに今だにBlu-rayが日本にて未発売なのか疑問だ。ぜひともリマスター版でBlu-ray販売をしてほしい。

さて、今作はタルコフスキー版(僕のスコアは5.0)とは下がっているけれど、これはあくまで僕自身の好みの問題です。クリス以外の乗員の年齢層がもっと渋みがあればよかったかなぁ、と。特にゴードン役の演技演出が過剰に怒っているように見え、クリス役のジョージ・クルーニーに「冷静になれ、頭を冷やせ、現実を見ろ」というセリフをかなり感情を込めて言うので、落ち着き払っているクリス(けど、ソラリスに取り込まれていると見えるのは、普通の感覚からしたらクリスだが)、感情的なゴードンと冷静に話を聞くクリスだと対比としてゴードンが間違っているように見える図、なところが残念だったかな。言葉の内容よりも演出によって見え方が変わるのは、アメリカなら歴代大統領選討論会などで周知だろうに、と。

あの対比を是とするなら、生への執着と生からの解放の対比だろうか。ソダーバーグ版としてのラストシーンへの導きへの演出だとするなら、あり、なのかな。引用されたディラン・トマスの詩など、とても印象的で静謐な感じだったので、その抑えた演技演出で貫いてほしかったかなぁ、と。まあ、あくまで好みとしては、だけど。

今作のBlu-ray、出て欲しいな。
シャケ

シャケの感想・評価

3.5
タルコフスキー版が偉大すぎるが、こっちはこっちで良かった。情緒重視だった。
ジョージクルーニーはソラリスに来る前から自分のことばかりで感情的になりすぎてて、派遣されたのなんで?感が強かった。
すてふ

すてふの感想・評価

2.4
タルコフスキー版も原作も未見なので比較することなく純粋な感想として。

宇宙SFと哲学を合わせた内容ではあるけど、舞台が宇宙である必要性がないし、哲学というより恋愛に重きを置いてるから個人的に好みではなかった。

宇宙と哲学でいうと『アド・アストラ』に似たものを感じた。対象が父や妻であるが、本質的には自分と向き合うところに行き着く。
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