ソラリスの作品情報・感想・評価

「ソラリス」に投稿された感想・評価

OGAMI

OGAMIの感想・評価

4.0
スタニスラフ・レムのSF小説「ソラリスの陽のもとに」が原作の旧作「惑星ソラリス」のリメイク

とにかくね、雰囲気のある作品です。

美しいアンビエントな音楽と長回し的な映像で静かにそして淡々と流れていきます。現実と回想シーンが組み合わさって、そりゃもうゆっくりゆっくり進んでいきます。あんまり寝ない私でも、途中、一瞬おちました。
大変ヒーリング効果がある映画かと。
なので睡眠薬の代わりにもなりそうw

そして哲学的で人間の精神性を具現化したようなストーリーはとても深く、私には難解な絵画を見ているよう。

きっとソラリスのことと現実のこと、あまり分けて見ないほうがいいなと思う。宇宙のマクロ的な世界観だから。上と下の世界の間で振り子のように往復する宇宙の法則...

私が感じたのは。
後悔や正しい選択が出来なかったこと、認めたくない自分の本当の姿に、排除することなく真に受け入れ、向き合った時、人はループから抜け自由になれる。という仕組み。

10%も満たない解釈で終わった気がするけど、、、。
合ってる合ってないはどーでも良いか。
これはただただ感じる映画です。

何でかわかんないけど、観てよかったぁと思う不思議な映画です。
Fjmr93

Fjmr93の感想・評価

2.8
ジョージクルーニー脱ぎ過ぎじゃない?笑
なんで博士は圧倒的トラウマを持つ主人公をソラリスに呼んだのかわからなかった。
ワムの原作をうんとロマンチックに、スタイリッシュにした感じ。
R

Rの感想・評価

4.7
SFミステリーの体裁をとりつつ、存在というものの不確かさに鋭く切り込む、スピリチュアルかつ哲学的なラブストーリーだった。ソラリスという惑星を調査してる宇宙ステーションで、何やらトラブルが起こっているらしく、クルーを地球に連れ戻すためにジョージクルーニー演じるクリスが派遣される。ところが、序盤は一体何が起こってるのかまったく分からない。数人のクルーが死んでおり、残ってるたった2人のメンバーに話を聞いても要領を得ない。謎に包まれたまま疲労のため眠りにつくクリス。悪夢から目を覚ますと、そこに死んだはずの妻がいるではないか。どういうことなのだ。混乱し動揺するクリス。だんだんわかってくるのは、人間の潜在意識にあるものをソラリスが物質化できるということ。それによって妻が甦ったということらしい。妻を自殺させてしまったクリスのなかに悔恨と愛情がわきあがり、いま目の前に存在する妻をどう対処するべきなのか、心乱される、というストーリー。このストーリーラインだけでも、かなりミステリアスでエキサイティングなテーマを含んでいるのだが、それがより深くかつ複雑に感じられるのが、妻の視点を考えたときだ。妻は、当然のことながら、なぜ自分がこの宇宙ステーションにいるのかわからない。自分が自殺してから現在までの記憶がなく、それ以前の記憶もまるで自分の経験でないように感じられるようだ。彼女がクリスを見つめる瞳を見てると、だんだん、いや待て、我々普通の人間だってよく考えたら同じじゃないか、我々はなぜこの地球に人間として存在し、どこから来て、どこへ行くのか。我々の記憶だって、時系列なんてなく、まったくランダムで、形も匂いも味も、何もない、明確さのカケラもない。昔の記憶なんて、まるで自分が思い出を作っているかのように感じられさえする。実態があるのもなど、今という瞬間、ここという場所にしかない。しかし、それもすぐに過去へと移ろってゆく。確かなものなど何ひとつない。それは映画というメディアの特性でもある、一瞬一瞬が刻々と過去のものとなり、消えゆく現在とのつながりの中に見える幻影のようなものだ。そう考えると、人生のあらゆる瞬間が幻影に思えてくる。その不確かさ、その不気味さ。しかも妻の視点から見たら、クリスはあくまで妻バージョンのクリスでしかなく、クリスの認識するクリスも、クリスのクリスバージョンでしかない。だが、そんな何かもが曖昧模糊とした中で、個人的に非常に重要だと思ったのが、未来への選択をクリスが強調するシーンであり、そして、最後に自分が大いなる選択をするシーンだ。人間には、本来、現在と未来への選択と行動しかないのだ。最後はかなり賛否わかれるだろうが、ほんとに深い素晴らしいテーマだと思う。ついでに加えておくと、最近様々な研究で明らかになりつつある概念(宇宙とは意識的な存在である、意識とは物質と何ら変わらないエネルギーの波長である、物質とは無数のエネルギーのヒモとそれが活動するフィールドから成る、時間とは本来永遠があるだけで過去・現在・未来は存在しない、物質を構成する素粒子にとって空間は存在しない、などなど)をからめながら見ると、より面白さを感じれると思います。いやーそれにしてもソダーバーグの編集はいつもツボ。こんなにスタイリッシュで気持ちいいカット繋ぎをする監督なかなかいない。透明感あふれるヴィジュアルもすばらしいし、音楽もたまらん。作品全体のムードにピッタリ。途中から入ってくる無機質なベース音に心をさらわれます。そして、ラストシーンが静かに暗転し、音楽に管楽器が加わって、スクリーンにSOLARISと出るときの鳥肌といったら! その後メインのクレジットが流れるのだが、音楽、フォント、文字の色、サイズ、すべてがクリアでクリーンで美しく印象的。クレジットが素敵な映画はホントにすばらしい。ソダーバーグ愛してる! ちなみに、ロシアのタルコフスキー版惑星ソラリスも、根本的なテーマはちょいと異なるけど、すばらしい映画なので、本作好きな人は是非見るべきやし、逆もまた然り。てか本作のジョージクルーニーえらいおっさんくさい、てか、おじいさんに近く見えるよね? 照明やアングルのせいかな。あと、バイオラデイビスはほんと素晴らしい女優です。まだ語りたいこと山ほどあるが、長いので終わりとします。あ、最後に、Blu-rayソフト化してほしい! いつでも見れるように買って持っときたい!
レムのお話が「必ず最後に愛は勝つ」(©KAN)みたいなオチになっちゃっててええんかこりゃ
MiYA

MiYAの感想・評価

2.0
「ミッドナイト・アート・シアター」にて。原作を読んだのは学生時代だったか。人間の意識が実体化するという、ソラリスの「海」のイメージは強烈でした。

「海」の正体とか目的とかは解明されず、主人公と亡き妻とのストーリーに焦点が当っていくので、SF映画とすしては物足りない。この静かで内省的(?)なムードは、ひたすら眠気を誘いましす・・・。
時間が短い分省略されている部分が多く原作を読んでいないと意味が分からないのではないかと思う部分があった。
構成や演出はタルコフスキー版を踏襲していると思うが、遥かにタルコフスキーの方が良いのでこちらを見る意味はあまり無いかもしれない。
音楽だけは良かった。
mmm

mmmの感想・評価

2.5
惑星ソラリスが見たくて、原作作家のレムが好きで見たけれど、
リメイク版は自分に合っていないのかも…。

説明不足で、会話も音も少なく
時系列も並べ替えてくるけれど、
何か監督こだわりの部分だけ妙にシーンが長くて…
これはもしかしたら
深く見ても一回も風呂敷広げずに畳まれたまま終わるやつかも…と早くから感じて楽しめなかった。

ジョージ・クルーニーが全裸で情事のあとにインスタントラーメン食べるシーンがハイライト。
ここだけいきなりコメディみたいだった。

おもむろに反粒子作り上げられるほどの科学者なのにそれにかかるエネルギーを計算できてないの危険すぎるし
なぜ緊急の知らせをもっと地球に送らないのか色々つっこみどころ満載だった。

とりあえず
まばたきしなくて顔青白くて情緒不安定な妻に
愛を語られるとホラーを感じるんだなという教訓を得た気がする!
しょーもないことしか覚えてないんですが、ジョージクルーニーのお尻が拝めます(笑)。
映画館が寒すぎてあんまり色々覚えてません(苦笑)

このレビューはネタバレを含みます

もっと宇宙っぽいか映画なのかと思ってたら、シックで大人っぽい好きな雰囲気の映画でした。
時間が交差するので二回見たのですが、一回目はコピーレイアでいいの!?と腑に落ちなかったとこが、二回目はいくら本物レイアが目の前にいたとしても、自分のフィルターを通したレイアでしか存在しないわけで、記憶してるコピーレイアでもレイアなのだ!と感じました。ラストはもう死後の世界なのでしょうね。
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