ペコリンゴ

スター80のペコリンゴのレビュー・感想・評価

スター80(1983年製作の映画)
3.8
記録。
1980年、銃撃によりこの世を去ったプレイメイト、ドロシー・ストラットンが、彼女のマネージャーであり夫でもあった加害者ポール・スナイダーにより殺害されるまでの生涯を映画化した作品。

スターダムを駆け上がろうとする妻の浮気と、どうしようもないヒモ旦那の嫉妬が生み出した悲劇的結末。

狂気的な嫉妬によって明らかに精神に異常をきたしている夫を、ジュリア・ロバーツの兄貴が熱演。プレイメイトの役柄のために豊胸手術までして臨んだマリエル・ヘミングウェイも凄すぎ。
ラストの殺害及び自害のシーンは、実際の事件現場で撮影する(!)といったこだわり様で、もはや唖然。

ちなみに、存命中の人物だからか劇中では実名じゃないけども、ドロシーの浮気相手は「ラスト・ショー」や「ペーパー・ムーン」のピーター・ボグダノヴィッチ監督。事件の8年後にドロシーの妹と結婚してる。
なんか作品もそうだけど、現実もひっくるめて色々複雑…