ペコリンゴ

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンスのペコリンゴのレビュー・感想・評価

3.3
記録。
ようこそ、最先端のカオスへ。

A24配給、ミシェル・ヨー主演の、本年度アカデミー賞最多の11部門ノミネートらしい超絶話題作。略して”エブエブ”。

ふーん、これが最多ノミネートねぇ…。
正直期待値をかなり下回りました。

監督の片割れは僕が大嫌いな映画『ディック・ロングはなぜ死んだのか?』のお方、まだ観てない『スイス・アーミー・マン』も合わない気がしてます。

お話としては、
コインランドリーを経営するエブリン(ミシェル・ヨー)がマルチバースにジャンプ(バースジャンプ)して別宇宙の自分の能力を身につけながら、壮絶な闘いに身を投じるというもの。

アメリカ人ほんとマルチバース好きよなw

個人的にはMCUのマルチバースでお腹いっぱい、というか鬱陶しさすら感じてるタイプなので、この映画はその辺スッキリ描いてるものと期待したんですが…MCU以上に面倒臭えww

とりあえずアホみたいに情報量多過ぎ。
節操がない。やかましい。足し算しか知らない映画。だから観てて疲れるのです。

バースジャンプする時に奇行(リップスティック食べたりとか)する必要があるんですが、一部を除いて全然おもんないし、そもそもシステム的に欠陥過ぎるだろ。

以下は好意的に観た点。

カンフーアクションは凄く楽しかったですし、上述の奇行の一部、身体のある場所に○○を○○するくだりは笑いました。序盤であの形状見た時から何かあるなって思ってたよw

個人的には、ミシェル・ヨーとジェイミー・リー・カーティスが同じ画面に収まってる絵面は面白かったですね。色んな映画へのオマージュ(というかパロディ)を探すのも楽しいかもしれません。

とはいえ、
総じて得意ではないタイプの映画でした。

世間様の絶賛を気にして無理に4点つけようとしてるそこの貴方。正直にダメでしたって言っちゃっていいんですよw