ドルフィンキック

マッハ!弐のドルフィンキックのレビュー・感想・評価

マッハ!弐(2008年製作の映画)
3.0
劇場公開時、映画館で、観ました。
内容的には、タイの時代劇に馴染みがないので、イマイチ、この作品の世界に入り込めなかった感じですね。おまけに、内容も、映像も、暗くて、退屈に感じるシーンが多かったような気がします。
やはり、トニー・ジャーは、監督には、あまり、向いていないのでしょうか?
アクション的には、現代劇でのフリースタイルの格闘スタイルとは異なり、カンフーの型がビシバシ決まる演武的格闘スタイルや武侠映画を彷彿とさせるような武器を使用しての立ち回りは、中々、新鮮で、見応えがありました。
トニーの酔拳は、ジャッキーの「ドランクモンキー酔拳」の華麗なダンスのような酔拳ではなく、力強くて、実戦でも、使用できるんじゃないのって位に、パワフルでした。なので、力強くて、パワフルと言う点では、「酔拳2」でのジャッキーの酔拳の動きに近いんじゃないのかな?って思いました。
あと、象の背渡りや象の頭と牙を利用してのオーバーヘッドキックは、圧巻でしたね!
特に、あのオーバーヘッドキックは、芸術品だと思います。
それでも、「マッハ!」や「トム・ヤム・クン」と比べると、度肝を抜くようなインパクトのあるアクションやスタントは、少なかったような気がしたので、物足りなさはありましたね。
あの中途半端なブツ切りエンディングは、「マッハ参」に続いているとは、当時、知らなかったので、唖然としてしまいましたが、後に、「マッハ参」を見て、一応、スッキリはしました♪