ーcoyolyー

メリー・ポピンズのーcoyolyーのレビュー・感想・評価

メリー・ポピンズ(1964年製作の映画)
3.6
ここのお母さん、女性参政権運動の活動家、多分サフラジェットかと思うんですけど、この人めちゃくちゃいい人じゃん。チム・チム・チェリーを改めて聴いたら明らかにクレツマー音楽のフレーバーが強目で、ということはこれを歌う煙突掃除人のバートはユダヤ人なんですよ。そのユダヤ人の煙突掃除人も差別せず分け隔てなく接する陽気なご婦人。この人を馬鹿にする戯画化した扱いしてるのが少し苦しかった。

ディズニーは心底銀行が嫌いなんだなとも思ったけどそこについては別にそれで特に言うことないです。

これかなりMGMミュージカルを意識していてバートは仮想ジーン・ケリー、メリー・ポピンズは仮想ジュディ・ガーランドなんだなと思いました。そこと妖精の国・英国の伝統の交わり方は相性が良かったと思います。
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