ーcoyolyー

王の願い ハングルの始まりのーcoyolyーのレビュー・感想・評価

3.5
duolingoとNHKラジオとテレビのハングル講座(でテキストも買わずただシャドーイングしてる)だけの緩い韓国語学習者が理解したことは基本ハムニダ体で話しているということだけでした。王様にはハムニダ体を使うというまあそうだろうなということだけは確認できた。

表音文字を作るというのに表意文字である漢字の文献なんか集めてどうする!?と怒られてたんですけど日本人のワイ「(万葉仮名……😕)」となったりもしました。いや多分史実だと周辺諸国の文字環境調べてると思うから実際は日本の当時の仮名事情も把握してるんだとは思うんだけど。室町時代の日本人僧侶来てたし。室町時代なら漢字カタカナひらがな全部揃ってるだろうし。

文字を作るという作業にドラマ性求めても詮無いというかそんなのひたすら地味な作業に決まってるので、盛り上げ要素として儒教と仏教の対立が派手に描かれてるんですが私韓国の歴史上でそんな対立あったこと知らなかった以前に韓国では儒教が宗教扱いされている!?とまずそこからつまづいてしまって、だって日本だと儒教は学問扱いですよね?なんか聖徳太子の時代の神道と仏教の対立みたいになってるんだけど、そんで韓国では仏教サイドが神道の物部氏的な敗北を喫して儒教の興隆をぐぬぬと歯噛みしながら見てる的な感じで、え?儒教ってそういう感じ?これ日本と韓国どっちが本国のノリ持ち込んでる?というかもしかして中国本国では学問と宗教の二つの側面があって日韓それぞれ片方の面を強調拡大して受容している?と日中韓の儒教史に俄然興味が湧いたので後で調べてみます。最近『大地』読んでて新しい中国人を自負する(1920-30年代の)若者たちが孔子dis繰り広げてるシーンがとても好きだったので、あの調子でFUCK儒教!FUCK孔子とdisりながら調べてみたいと思う。
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