いやはやー。
とても濃密で見応えのある映画でした。
こどものけんかがきっかけで発展するおとなのけんか(原題「CARNAGE」殺戮とか修羅場って意味らしいです)
もうまさにその通りでした笑
けんかはA対Bの構図でじわじわ始まり、気がつくとA対A'になっていたりB対B'になっていたり。さっきまで罵り合ってたのに、ひとつのアクションがきっかけで同盟を組んだり。それも終いには四つ巴のバトルロワイアル状態に笑
全編通してほぼほぼマンションの一室のみの撮影なのだけど、その対象が切り替わる手法のみで、景色が変わって見えるような錯覚になるのはきっと脚本の秀逸さと、役者さん達が魅せる沸々した力強い演技の賜物だろうと思いました。そのくらい見てて面白かったです。
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中でも2.3回止めて見直したシーンがあって、それはナンシー(ケイトウィンスレット)がゲロを吐くシーン。スタンドバイミー以来の強烈なやつで、一体どうやって撮影したんだろうって、つい見直してしまいました(`∀´)CGだったのかなー。吐く前までバーっと息んで喋ってたし、カット割りでうまく繋いでって感じでもなさそうだったし。あれだけの量を口に含んで喋ることは不可能で、となると本気で吐いたかCGかってなる。。
とにかく一見の価値はある、パンチの効いたシーンでした。
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この映画の始め方と終わらせ方も無駄がなくてよかったです。
こどものけんかに親が口を挟むなっつー、ニヒルめいた皮肉と教訓がふんだんに込められた着地だったと思います。
そらハムスターも震えて動けなくなるっつーね笑(๑´ㅂ`๑)
や、前歯2本折られたら黙っちゃおれんかっ笑