フジツカ座

罪の声のフジツカ座のレビュー・感想・評価

罪の声(2020年製作の映画)
3.3

「罪の声」観ました。

開始40分くらいまで楽しめたんですが、
中盤源くんと小栗旬が交差しだした頃からテンポが変わった気がして、今ひとつ感情移入しきれず消化不良なまま見終えてしまいました。

子供の声を犯行に利用されるのは無機質で、何度聞いても不気味だったし、ノンフィクションでもあるし、被害にあった製造メーカーは気の毒だなあと思うんだけれども、でもぶっちゃけ、、あんなにも子供たち苦しいかな...??

とも、思ってしまいました汗

声のせい、あるいは毒入りお菓子で、あからさまに死者が出たとかなら震える足もあると思うけど(望の友達が30年経っても涙を流すシーンも若干引いてました)

こう、あの人は今的な程度にしか感じえなかった自身の心の薄弱さが残念です。

あと幼少期の聡一郎くんの素朴な表情が源くん寄りだったのも、変に気になりましたし、30年後の聡一郎くんのハゲメガネも、ハゲと瓶底メガネで悲壮感出るやろ的な演出も好きじゃなかったです(^^)


64ロクヨンと構図が近い作品と思うのですが、キャスティングの差が明白で、主要人物外の人たち(主に犯行グループ関係者)が分かりにくい。
登場時に名前を表記していたのはそれを裏付けてると思うんですよね。
なのに分かりにくい!ニシダ?ヤマシタ?アキヤマ?森やん?

名前と顔が一致しないのも映画を観る上では残念ながらノイジーかなと。面白かったら何度でも見返して新しい発見があるのも醍醐味だと思いますが。。

源くんは静かな負のエネルギーがふつふつしててよかったです。小栗くんはそれほど印象に残ってないかな!
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