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プロジェクトAのBACのレビュー・感想・評価

プロジェクトA(1983年製作の映画)
5.0
・もう「元気のかたまり」としか言いようがない。全編に元気漲る楽しさがある。ジャッキー登場から続く総督にサインを貰いに行くところも別になんてことない場面だけど「元気」。ジャッキーは監督も兼ねているけど演出も「元気」だぞ。

・ジャッキーの兄弟分であるサモ・ハン、ユン・ピョウが揃って協力して、それが生きてるのも嬉しい。また三者三様キャラが立って、芸達者ぶりを見せてくれるのも楽しい。

・路地裏の自転車チェイスの場面を代表して、初夏の光の心地良さがアクションと並んて作品を爽快なものにしてる。

・有名な時計台から落ちる場面。ジャッキーが頭や首辺りからグシャッて感じで地面に落ちていて、見るだに危ないなー、よく無事でいてくれたなーと心から思う。エンドクレジットのNG場面にも注目。あれ一回やっただけでOKが出たわけじゃないんだ。ひええ。

・海上警察の司令官や陸上警察の総監のストーリー上の出し入れやら、それぞれキャラを立てるユーモアなどもよく考えられていて、ジャッキー作品の中でも映画の出来がとてもしっかりしてる印象。

・合言葉や「チョウとは言わないでくれ!」のやり取りも可笑しい。ジャッキー映画だから吹き替え版もいいな。

・「ポリス・ストーリー 香港国際警察」と並んでジャッキーの黄金期最盛期の輝きを分け合う作品。アクションもポリス・ストーリーほどハード過ぎないのも作品の雰囲気をスゴイだけでなく柔らかく楽しいものにしてると思う。改めて観たけど楽しさの鮮度が落ちない感じね。
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