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猛獣大脱走のBACのレビュー・感想・評価

猛獣大脱走(1983年製作の映画)
1.8
・「同時上映」で付いてくる映画を思い出す。実際ジャッキー・チェンの「プロジェクトA」の同時上映だったらしいし。早くこの時間が終わってくれ!早く本命の作品を観せてくれ!という気持ちが蘇ってくる。そんなことを思わせる出来。

・街の道で車を追いかけるチータや、微妙に頭数が少ない象の進撃やら牛の暴走、地下鉄で電車の屋根の上を歩くトラなんかよく撮影したなあと思う。

・主演の人、猛獣を撫でたりエサをあげたり結構度胸あるなー、と思ってしまうな。

・カントクは「世界残酷物語」などのスタッフだったのか。そのせいなのか犠牲者の描写がほとんどホラー映画。猛獣に襲われるとこなんかゾンビに襲われてる感じ。ゾウに頭を踏まれるとかようやる。ゾウの鼻に首を締められてはちょっといいなと思った。

・製作者「こんな話でも現代批判が入ってればいいでしょ?」と言ってるようないい加減さがまた「同時上映作品」の気分を盛り上げてくれる。ラストの展開とか「いいんですか⁉」という気持ちになる。まあ確かにみんな水を飲んでたけど。あの子はコーラを飲んだからOKだろ?というのもまたいい加減さ。それなら街の人間がおかしくならないとと思うんだけど。そこまで行ったら拍手だったんだけど。
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