恋は遠回りでも、思ったものとは違うものでも愛していたならその思い出や時間は美しい。
真逆の性格だった男女は大学で出会い、あるきっかけで再開し愛し合う。
Bストライサンドの自分に正直に生きるケイティはワガママに見えるところはあれど、その真っ直ぐに生きる姿勢に憧れるものもあった。
ハベル役のRレッドフォードはとにかくかっこいい。不器用なケイティに振り回されても、彼女を愛し支えるところに感動したし、その後の結末も非常に哀愁があった。
物語は第二次世界大戦からその数年の時代背景で、当時の社会情勢と絡めて進む展開が秀逸でしたが、その事柄の知識がないと難しい部分もありました。
エンディングの素晴らしさはもちろんのこと、その手前の2人の会話劇は両者の巧みな表現力で涙が止まりませんでした。
冒頭でも触れたように、恋は愛した時間が大切ならどんな形になろうと素晴らしいということを教えてくれる作品です。