映像、衣装、そして音楽。全編渡って広がるロックでサイケデリックなミュージカルムービー。
鬼才B・デ・パルマが1974年に製作したとんだぶっ飛びエンターテイメント。オペラ座の怪人に始まり古典的名作をごちゃ混ぜに盛り込みとんでもないカルトムービーに仕上がっている。
96分の間にはテンポのいいストーリーやノリノリのロックミュージックをうまく絡め、奇抜な衣装や奇抜なキャラからは終始シュールな笑いと恐怖を提供してくれる。
最低なレコード会社社長、徐々に復讐に狂いだす主人公、ぶっ飛んだロック歌手などとにかく普通の人が出てこない。強いてゆうならヒロインのパワフルな歌声が１つの清涼剤。
カルトムービーのお手本とも呼べる傑作ミュージカルムービー。再評価の兆しを見せるミュージカル映画。その中でも異色作として怖いもの見たさでチェックすべし。
