BaMbI

ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリーのBaMbIのネタバレレビュー・内容・結末

4.4

このレビューはネタバレを含みます

“希望を信じて反乱軍は立ち向かう”

反乱軍の掲げているこのスローガンの真意をしっかりと表した歴代シリーズに負けない快作。

“ジェダイ”、“ライトセーバー”がほとんど出てこない中、ここまでのクオリティに持ってきたのはお見事。以前からうたっていた“全く違うスターウォーズ”は伊達じゃなかった。

お馴染みの帝国軍兵器デス・スターの設計図を盗み出す為に、反乱軍の少数人がわずかな希望を胸に帝国軍に立ち向かう!

世界観を維持しつつ、今までとは違う雰囲気をしっかり醸し出している。しかし、宇宙の戦闘シーンでは今までのレトロな撮影法も見れるのでエピソードⅦの時のように、ファンには嬉しい作り。最後のシーンは正に徹底したオマージュ。

予告から出ていたダースベイダーも出しゃばり過ぎずいい立ち位置。

後のエピソードがわかってる分最後の結末が読めてくるが、あえてそれを逆手にとった演出で、わかっていても楽しめます。

今回スペースヒロイン、ジンを担当したFジョーンズはエピソードⅦのDリドリーとは一味違う役所。本作のみの登場ながら鮮烈なインパクトを残してます。

脇を固める俳優陣も見事、Dルナの勇敢ながらも悲しみを背負ったキャシアン、元ジェダイの守護者チアルート、ベイズを演じたアジア俳優陣、DイェンとJウェンの熱演を見逃せない。

本作はいわゆる成功の裏には影の功績者がいたと言ったところ。
シリーズのお決まりである希望のバトンリレーの新たな形を示している。

それでも本質を忘れずどのシリーズにも共通する“またシリーズ見直したい”と思う気持ちをしっかり呼び起こしてくれます。

1つ気になるのはラストシーン。あの人のまさかの登場に上映後周りが賛否両論でざわついていた。ぜひ観た人とそのことについて語りたい話の種もある作品です。

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