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アニー・ホールのymdのレビュー・感想・評価

アニー・ホール(1977年製作の映画)
3.8
ウディ・アレンの映画ってまだまだそんな観たことないけれど、やっぱりこれのインパクトが強すぎて、『ウディ・アレン=アニーホール』っていう公式が頭の中に出来てる。良くも悪くも。

個人的には好きか嫌いかを決めることができない微妙な位置付けにいる映画。

まくし立てられるユーモアと皮肉。映画の世界のリアリズム(つまり、画面の向こう側の現実)を無視してこっち側まできてしまう自由なプロットスタイルや、長回しなど、ウディ・アレンの映画手法が遺憾なく発揮され、冴えまくる。

言葉数多すぎてもはや何一つ覚えてないけど(ダメじゃん)、観ている間は言葉のセンスに唸っていた気がする。

ウディ・アレンの映画って確かに洒落てはいるけど、オシャレとは違う気がするんだよなぁ。
冴えないルックスのウディがやけにモテる設定だったり、ローマやパリなどを舞台にしたがるってのは、なんとなく彼の皮肉というか、コンプレックスのようなものを感じさせる。
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